18課教案 「じしょ形」 Nが/Vジことができます(可能) 趣味はVジこと まえに

教師用メモ

可能動詞はL27

教案

Nができます N4 能力

日本語 車の運転 漢字 ピアノ スポーツ サッカー カタカナ

1.Vの場合はそのVジにコトをつけて、名詞相当句に変え、「~ができます」を続ける

2.教科書で扱う可能には二種類ある。
①私ができます(能力)
②皆ができます(状況)

3.ここでVジ新出


導入・練習

Tこれができますか
・【中指と薬指】【人差し指と中指、薬指と小指】をくっつける
・寄り目
T私は英語ができます → 中国語ができません → ~さんは日本語ができますか

◆Nだけを見て、「ができます」をつけるだけの練習。不要。時間の無駄

N/Vじしょ形+ことができます N4 状況

1.違い
能力:私だけ、S1さんだけができます
状況:私も、S1さんも、皆さんができます(『Pで~』の形で導入→練習することで、能力との違いを示す)

2.「映画ができます」と言ってしまうSが出る。Nなら何でもいいというわけではないが、どれがよくてどれが悪いのかの説明は不可能なので、動作性のNに絞って、説明を省けるだけの例文を大量に提出
※3gVのように、「Nします」の形をとるものが動作性のNの事が多く使えるNである
「映画します」とは言えない→「映画ができます」とは言えない


導入・練習

◆場所のPCのみを見せて、そこで何ができるか考え、発表させる
電車・パソコン・図書館・郵便局・銀行(★ドル)・レストラン で

◆川を見せて、否定形を入れる
飲むことができます・できません

◆QA。状況。その場所・物でできるかどうかを聞く
Q新幹線で食事ができますか Aはい、できます
Qカードで払うことができます Aいいえ、できません

★場所PCのみを見せて、そこで何ができるかを言わせる

◆疑問詞を伴ったQA。能力。
Qどんな外国語を話すことができますか A英語を話すができます
どんなスポーツをすることができますか

◆ホテルの受付(公的な場)で何が可能(×能力)か尋ねる
相変わらず失礼な会話。「そうですか」の後に「ありがとうございました」を付け加える

趣味は N/ Vジこと です

使用動詞:撮る・読む・書く・歌う
1.「趣味は写真です」もいいのだが、そうすると、「趣味は時計(を集めること)です」と言っちゃうSが出てしまう。Nなら何でもいいというわけではないが、どれがよくてどれが悪いのかの説明は不可能なので、動作性のNに絞って、説明を省けるほどの例文を大量に提出

2.提出順はN→Vジだが、疑問形につなげやすくするために、Vジ→Nの順で提出。また、Nの方が楽なようだが、説明が面倒なのがNなので、Vジからの方がいい(Vジで非文はまず作られない)

3.好きとの混同が多いので、『それをすることを待ち焦がれている様子』をTがGで示さなければならない


導入・練習

★時計たくさん

◆週末何をしているか、授業後など時間がある時に何をしているかで話題
T:私は絵が好きです。毎日毎日書きます。

◆何QA。
Q趣味は何ですか A絵を書くことです

◆上クラス用の活動。せっかく形式名詞コトを学んだので、ついでに趣味以外もやる
私の夢/特技は~ことです

Vジ/Nの/期間+まえに N5

『前に』後件のバリエーション:「ます・ました・てください・なければなりません・ないでください・ことができます・たいです」

  • 授業の前に、予習する
  • 疲れる前に、休みましょう
  • 結婚する前に、指輪を買いました
  • 結婚の前に、指輪を買いました
  • 寝る前に、彼女にメールを送ります
  • 台風が来る前に、準備します
  • 台風の前に、準備します
  • シャワーを浴びる前に、ご飯を食べます
  • シャワーの前に、ご飯を食べます
  • 出かける前に、傘を持って行ってください
  • 海に入る前に、運動してください
  • 泳ぐ前に、運動してください
  • 花見に行く前に、ビールを買います
  • 花見の前に、ビールを買います
  • デートする前に、お金を出します
  • デートの前に、お金を出します

導入・練習

T:何時に寝ますか
S:11時に寝ます
T:10時に何をしますか
S:シャワーを浴びます

T:9時に何をしますか
S:宿題をします

◆から・まえに
一度、V・N・期間+前にを混ぜて練習

◆「まえに」QA
T国へ帰るまえに、何を買いたいですか
日本へ来るまえに、どのくらい日本語を勉強しましたか。
いつ日本へ来ましたか

◆【Vジ+前に】

ここで一度【Nの/期間+前に】を入れる。その後【Vジ+前に】と【Nの/期間+前に】を混ぜて練習

◆【Vジ/Nの/期間+前に】の使い分け


①もう食べましょうか
あ、ちょっと待ってください。食べる前にお祈りをしてください
②入りましょうか
あ、ちょっと待ってください。入る前にチケットを買ってください
③このカタログ、捨てましょうか
あ、ちょっと待ってください。捨てる前にここをコピーしてください

◆「まえに」の後の文をテクダサイにして練習。他にも「たいです」「ないでください」「なければなりません」なども練習(標問と例文)

新出語

・集めます:主に趣味の収集的な意味で。「古い時計を集めることです(例文)」
・なかなか:継続的に何かが行われない(Vとの接続のみ扱う)
~宿題を出さない 学校へ来ない できない 雨が降らない
なかなか+動詞否定
娘がピーマンをなかなか食べないで、母親は困っている なかなか風邪が治らない
なかなか+形容詞肯定/否定(否定はあまり使われず、ほぼ肯定)
なかなか難しい問題
・ぜひ:後件は「~Vたいです」「Vてください」のみに使うと教授。そうしないと副詞の問題での説明が面倒になり、さらに後のL36で出てくる「必ず」との混同も防げる

授業記録

1.「ことができます」は理由のカラなどに次いでこれから授業で役に立つ文型。形も簡単で、18課自体もおもしろくなる課。おもしろついでにこれまでの助詞など、普段できないツマラナイものをやっちゃっても学生から不満は出ない

2.「はなする」
「貸します」はちゃんと「貸す」と言えるのに、「話します」は何度何度何度言っても「話する」になってしまう。話しますのFCだけ多めに入れたり、練習でも多めに入れて練習

考察

趣味と好きの定義

趣味は単純に「好き」を表すものではない。よく「私の趣味は勉強することです」とする真面目な学生がいる。本当に好きなのかもしれないが、趣味と好きは違う。

趣味:時間があればそれをやろうと試みる。楽しみであり、生きがいにしている人も。人によって程度はあるが、それによって身を滅ぼす時も(パチンコ・追っかけなど)
好き:嗜好を表す。「私はお酒の中でもワインが好きだ」「線香の匂いが好き」「彼女が好き」という意味である。動作性のNに付けば、趣味と意味が似てくるが、ニュアンスに違いがあるので注意(下記例文参照)

◆例文
A①趣味は料理だ(『作る』ことに焦点)
A②私は韓国料理が好きだ(韓国料理の『味』が好き)
B①趣味は写真だ(『撮る』ことに焦点)
B②私は写真が好きだ(『撮る』ことも好きだが、『見る』ことにも言及され得る)
※以上、定義と例文より、「私の趣味は時計です」は言えないが、「私の趣味は写真です」が非文でないと言えるだろう

◆好ましくない文
よく彼らが言ってくるのが、「私の趣味は寝ることです」日本人でもよく「私の趣味は寝る事」と言う方がいらっしゃるが、上の定義通り、趣味ではないのではっきりと「それは日本語ではないので、二度と言わないで。テストも×」と注意

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