用法
接続:V意向+にも+Vナイ+ない
1.Xしたいが、できない
2.「どうにもならない」という表現がある
3.Yは「~ない」だが、可能動詞のない形でいい
4.「にも」の直後が必ず可能動詞のない形になるわけではなく、以下のような文を作ることも可能。文末は可能動詞のない形となっているが、直後ではない。「にも」と文末の間で理由を述べる使い方がある
・ヒント出そうにも出したら多分わかるから何も言えない
5.さらに後件に可能動詞のない形がまったくない形も実際の会話では散見される。実際に私が見たのが以下の文だ。
・課題やろうにもやる気が出なさすぎてやばい
・何か作ろうにもインスピレーションが湧かない
このような文が実際の生活では多く見られるが、これは、後件の一部が省略されている使い方をしている
・課題やろうにもやる気が出なさすぎて(やれないので)やばい
・何か作ろうにもインスピレーションが湧かない(ので作れない)
例文
台風で全線運転を停止しているので帰ろうにも帰れない。
外の工事があまりにもうるさくて、寝ようにも寝られない。
どんなに親と仲が悪くても、親との関係は断とうにも断てないものだ。
きのうから歯が痛くて、ご飯を食べようにも食べられない。
お金がないので、引っ越そうにも引っ越せない。
夫は嫌いだが、子どもがいるから離婚しようにもできない。
新しい仕事が見つからないから辞めようにも辞められない。
友達に頼まれて、断ろうにも断れなかった。
A:なんで昨日来なかったの? B:合否の手紙が来ることになってたから、出かけようにも出かけられなかったんだよ。
祖母からの手紙はいつも達筆過ぎて読もうにも読めない。
海外旅行中、言葉がわからないから、道を聞こうにも聞けなかった。
昨日からの落石事故で道が寸断されていて、通ろうにも通れず、足止めをくらっている。
断とうにも断ち切れない人の結びつき。
コミュ障から抜け出そうにもぬけだせない。
睡眠とろうにも1時間毎に腹痛で起きるし、悶絶して身動きが出来なかった。
今回は行けそうにもないからまたの機会だな。
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