43課教案 ~そうです(様態・直前・予想) ~て来ます

教案
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教案

Vマス+そうです N4 【直前・予想】

- 教える際の留意点-

1.動詞に接続するときは、その動作や変化が起こる直前の状態、近い将来発生する事態の予測を表す

2.「動詞+そうだ」の用法では自然にそうなるもの(雨が降りそう)などによく使う。人を主語にとるのは次の「形容詞そうだ」なので意志を持ってやらないといけない動作(たばこを吸いそう)を単純に「もうすぐそれをする」と解釈して言わせないようにする。

3.L43までで絵カードか文字カードで状況が示しやすいという意味でいえば、この動詞の用法は使える動詞がかなり少ない。単語や副詞などで練習に幅を持たせる。

4.この文型は、すぐに起こる変化が悪い方に変わっていく場合が多いので、その対策を考える文が多くなる。

比.ようだ

導入・練習

◆教室なりトイレなり、電気がチカチカしている箇所があれば「教室の電気が消えそうです」と言えるが、そんなに都合よくあるものではないので、ドライブデートしている絵カードを用意)

T:私は今恋人とデートしています。あ、ガソリンがありません(ガソリンメーターが0に近い写真も見せる)。どうしましょう。ガソリンが、ガソリンが、0になります。ガソリンが・・・?
S:なくなります
T:もうすぐなくなりそうです。海に着きました。きれいです。あれ、雲が・・・雨が?
S:降りそうです

◆【直前】絵カードを見て、文型を使った文作

T:これは?
S:荷物
T:そうです
S:・・・荷物・・・落ちます?
T:落ち・・・?
S:落ちそうです。荷物が落ちそうです

 

◆【直前】質問とその答えの練習

T:あ、S1さん、袋が破れそうですよ
S1:じゃ、新しいのを買います

T:あ、S2さん、ペンが落ちそうですよ
S1:ありがとうございます

 

◆【予想】この予想の用法は直前とは別で、「ガソリンの値段が高くなりそう」や「約束の時間に遅れそう」などがある

◆【予想】同じく予想の用法だが、違うのは前件をノデ節でのべているところ。後件作成練習がやりやすい。
道が込んでいるので、駅まで2時間ぐらいかかりそうです


Aミラーさん Bはい Aコートのボタンがとれそうですよ Bあ、ほんとうだ。気がつきませんでした。どうも

(Vマス)・A・Na+そうです N4 【様態】

- 教える際の留意点-

1.人を主語にとれる「形容詞そうだ」

2.様態は形容詞とだけ接続しているが、動詞と接続することで様態を表すこともできる(「お金があり/なさそうです」)。しかし、数は少なく、動詞も状態性のものに限る。

3.様態と予想が似ているが、違う

4.「A/Naそうだ」は『見て、そのように思える』という意味であるから、『外観から見て明らかにわかる状態を表す形容詞は使えない

5.「いい・ない」は必ず練習する

6.感情・感覚を表す形容詞「うれしい・寂しい・痛い・気分が悪い」は感情形容詞と呼ばれ、他者の感覚を表す形容詞なので、「彼はうれしい」「先生は寂しい」とは言えず、「彼はうれしそうだ」「先生は寂しそうだ」としなければならない。

7.動詞同様、形容詞の否定形も扱わない。

導入・練習

食品サンプル(Amazonで購入)を使って「おいしそう」などが言える

◆色々な、見て形容詞が言えそうな絵カードを見せ、ソウダを言わせていく
T:この人は誰ですか(知っている人、有名な人は使ってはいけない)
S:知りません。絵がうまそう 頭がよさそう
そのままT自身を指し、Tがどんなことが上手そうかなどを言わせてもいい

◆Tの持ち物を見せ、高そうか安そうか言わせる。その後値段を教え高い安いを言うことで、ソウダの使い方を表せる

この★ケーキはおいしそうです
高い・時計 暖かい・コート おもしろい・映画 ひま・人

◆一枚絵を見せて、その人がどういう状態かをソウダで述べる(文練引用)
Aさんは暇そうです

◆~そうですね。~ましょうか。絵カード
忙しそうですね。手伝いましょうか

◆「~くて(原因理由)」で前件を述べ、後件をソウダで
この本は難しい言葉が多くて、つまらなそうです

◆会話練習
Aうれしそうですね。何かいいことがあったんですか。
Bええ。実はきのう子どもが生まれたんです。
Aそうですか。それはおめでとうございます。

Vテ+て来ます N4

- 教える際の留意点-

1.この文型の用法には①作用の開始②事態の変化③ある時点までの継続、もあるが、ここでは扱わない。

導入・練習

◆行って来ます
T:皆さん出かける時、何と言いますか(行って来ますを分解して説明する)

◆トイレ・昼食・たばこ・電話は全て短時間で行う事を述べる

◆映画デートという状況で、彼氏が彼女のために色々な事をしてあげる
彼氏:チケットを買わなければなりませんね
彼女:そうですね
彼氏:じゃ、私が買ってきますね
チケットを買って来ます
映画は何時からか(L40)、聞いてきます
道を聞いて来ます(道に迷った)
ジュースを買って来ます
トイレへ行って来ます

◆Vテ来ますから、ここで待っていてください(後件が全て同じなので、変えてもいい)
ちょっと電話をかけて来ますから、ここで待っていてください

◆QA。Qは様々。前件はノデ節
Qどうしたんですか A教室に時計を忘れたので、ちょっと取って来ます

◆ついでの用事を頼む
Aちょっと郵便局へ行って来ます Bじゃ、この荷物を取って来ていただけませんか Aいいですよ

教師用メモ

学生がよく間違える助詞があるので、例文をいくつか準備しておくといでしょう。

例えば、「姉に子どもが生まれました」に見られる「に」や、「彼女に結婚を申し込みます」の「に」です。

考察

形容詞ソウダは、形容詞ならば必ず様態になるとも限らない。

「行ったことはないが、タイはにぎやかそうだ」
これは様態というか予想に近い用法である

「て来ます」は移動が伴う

・取って 取って来て
・買って 買って来て
キテがあるのとないのとでは、日本人なら2文を見れば違いがわかると思うが、「取る」動作に移動が伴う。だから、発話者と聞き手が一つのテーブルで食事をしている場合、発話者が聞き手に、テーブルにある塩を指しながら「ちょっと塩取って来て」というのはおかしい。
・明日の試合、勝って来てね
も非文とまではいかないまでも、勝つ瞬間に移動は伴わないので、おかしな文と言える
・先生、消しゴムを貸して来てくださいませんか
目の前にいる先生にする発言ではない。どこか遠くにいる誰かに先生の消しゴムを貸すなら〇

コメント

  1. 形容詞そうだ

    記載されている、い形容詞、な形容詞の例文「そうだ」は様態ではなく、伝聞ですね。誤記していると思います。

    • 確認しました。消し忘れていました。ご指摘ありがとうございます。また何かございましたらご教授ください。

  2.  状態+動詞につながる 予想〔~そうです・~そうだ・~そう〕。
    毎日毎時間、天気予報士の天気予報を視聴することが多いが、この〔~そう〕の連発には見るのも・聞くのも、視聴するのがいやになるほどです。
     気象予報は、予報・予想だから仕方がないとは思いますが、言葉尻に必ず。
    〔なりそうです・降りそうです・あがりそうです・・・・・・・〕一回の天気予報に、この〔~そうです〕ばかりで言葉尻で終わるのです、老練な(失礼)な男性の予報士のお一人は全くこの〔~そうです〕をつかわないでのです。
     日本語はすばらしい言語です、予報の解説に工夫が必要です。