JLPT文法解説:どころではない N2

スポンサーリンク

当サイト管理人による、日本語教師養成個人レッスンの詳細はこちら

当サイト管理人による、日本語教師養成個人レッスンの詳細はこちら

用法

接続

動詞のじしょ形と名詞+につれて┃以下接続例
   V:する+どころではない
   A:なし
 Na:なし
   N:授業+どころではない

意味・使い方

X:文型の直前にある言葉 Y:文型の直後にある言葉

1.Xする余裕がないという時に使われる。

2.Xできない事情として、お金がない、時間がない、騒音、病気といったものが多い。

比較文型:不可能を表す文型三種

かねる N3」 「どころではない N2」 「ようがない N3

1つ目、朝ごはんの例文。そもそも名詞と接続できるのが「どころではない」だけなので、②のみが正解です。

2つ目、箸がない、食べる手段がないから食べられないということなので、「ようがない」の③が正解です。

3つ目、気持ちを抑えきれず、後ろの文の動作をとらざるを得ないという意味なので、「かねる」が正解です。また、この意味とは違う、単にできないと形式ばって言う場合にも「かねる」は使われます。4つ目がまさにそうです。

例文

授業中、隣の席であんな顔で見られたらもう授業どころじゃない。

疲れすぎて仕事どころではない。

眠いし脚が筋肉痛だし仕事どころではない。

ましてや勉強どころではない。

重油輸入もままならないので、戦争どころではない。

今は受験のことで頭がいっぱいだから、恋愛どころではない。

仕事が忙し過ぎて、料理(を作る)どころではない。

明日は留学試験だから、デート(する)どころではない。

電車の中では本を読むどころではないほど満員だ。

手伝いたい気持ちはあるんだけど私も忙しいから、手伝うどころじゃないんだ。

毎日忙しくて旅行どころじゃないよ。

ごめん、朝は時間がなくて顔をあらうどころではない。

お金がないので、遊びに行くどころではない。

彼女はケーキ屋で働いているから、毎年クリスマスは彼氏とデートどころではない。

ひらがなもよくわからない彼は、漢字どころではない。

今はそれどころではない。

コメント