用法① Nの感じがする
接続:A・N+っぽい
1.話者の気持ち。そう感じる
2.「理屈/水~」などX自体に悪い意味はないが、ポイが付くことで悪くなる
3.話者の思う基準とはズレているという意味なので、マイナス評価になりやすい
4.おいしっぽい、高っぽい、というのは+評価になるので×(詳しくは「違い ぽい・らしい 「〇安っぽい」「×高っぽい ×笑いっぽい」と言わないのはなぜか」を参照)
5.Nを代表するような状態を表す場合も
・この国の民族料理はまるで日本の料理っぽいね
比較文型:「らしい」
比.らしい:とてもNの感じがする。
・彼女は男らしくて、女性のファンも多い
「っぽい」は悪いイメージ。「らしい」は単にその性質が強い。「彼女は男っぽい」というと非難に聞こえるが、「彼女は男らしい」と言えば、男であることがいい事だという話者の気持ちを表す
例文
この時計は高いのに安っぽい
用法② よくそうする/なる
接続:Vマス+っぽい
1.よくXになってしまうという事を表し、「前件主語には~という傾向や状態がよく表れていて、Xという性質になっている」という意味
2.回数の多さではなく、その性質について言う。よくない事が多い
・怒り〇やすい ◎っぽい
(↑ヤスイは怒る回数が多い事を言い、ポイはその人の性格を言う。がその違いを説明する事は不可能で、特段言及する必要もない)
3.マイナス評価の自動詞に付くが、慣用的なもので、全てのそれに付くわけではない
×彼は落ち込みっぽい(マイナス評価の自動詞だが×)
比較文型:「やすい」
比「Vマスやすい」とほぼ同じ意味だが、付く言葉と付かない言葉でそれぞれ違う
・落ち込み〇やすい ×っぽい ・飽き〇やすい 〇っぽい
例文
年をとると、忘れっぽくなる
コメント