用法
接続:
1.意味や程度に幅がある言葉(年齢・値段など)に付く
比較文型:「のに」
「のに」と同じように思えるが、違う。ノニはYにどんな言葉でもOKだが、ワリニ・ニシテハは評価の言葉でないとダメ
・電気をつけたのにつかない
(↑Yが単に事実を述べる文なのでワリニ・ニシテハは×。ノニ〇。ワリニ・ニシテハはYに話者の評価が来る)
比較文型:「にしては N3」
「にしては」と「わりに」は、同じような意味を表しますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
「にしては」は、特定のもの・事柄に対して、予想や期待とは異なる、という意味です。「彼は40歳にしては若く見えるが、とても経験豊富です。」といったような使い方をします。幅がなく、ある特定のこと(6月・大人)に付くことが多いです。
一方、「わりに」も、特定のもの・事柄に対して、予想や期待とは異なる、という意味です。「この料理は見た目のわりに美味しいですね。」といったような使い方をします。しかし、こちらは意味や程度に幅がある言葉(年齢・値段など)に付くことが多いです。
というわけで、「にしては」は幅がなく、ある特定のこと(6月・大人)に付くことが多いのに対して、「わりに」は意味や程度に幅がある言葉(年齢・値段など)に付くことが多いという違いがあります。
例文
子どものわりに、体が大きい。
先生は細いわりにたくさん食べます
料理がうまいわりに、安いレストランだ。
彼女は幼いわりに、とても賢い。
その車は小さいわりに、パワフルなエンジンを持っている。
彼は高齢のわりに、とても健康的だ。
その映画は長いわりに、面白かった。
彼女の家は小さいわりに、とても豪華だ。
彼は弱いわりに、勇敢だ。
その本は短いわりに、とても面白い。
その都市は大きいわりに、環境が良い。
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