用法
接続
ふつう形+とみえる/とみえて┃以下接続例
V:した+とみえる/とみえて
A:難しい+とみえる/とみえて
Na:元気だ+とみえる/とみえて
N:雨だ+とみえる/とみえて
意味・使い方
1.推量を表す文型。「~ようだ(とみえる)」「~ようで(とみえて)」
2.前件は推量した事で、後件にそう思った根拠を置く。
例:昨晩雨が降ったとみえて、庭が濡れている。
一緒によく使う言葉
推量を表す副詞「どうやら」「どうも」
例:どうやら彼は合格したとみえて、とてもうれしそうだ。
例:サッカーの試合、どうも日本が勝ったとみえる。
参考文型:「ようだ N4」
「ようだ N4」
1.自分の『五官』を通して主観的に、総合的に捉えた『その場の状況』に基づく推測を述べる
参考文型:「そうだ N4」
「そうだ N4」
1.Vに接続するときは、その動作や変化が起こる直前の状態、近い将来は発生する事態の予測
2.「動詞そうだ」の用法では自然にそうなるもの(雨が降りそう)などによく使う。意志を持ってやらないといけない動作(たばこを吸いそう)を単純に「もうすぐそれをする」と解釈して言わせないようにする。人を主語にとるのは次の「形容詞そうだ」から
3.動作・作用を表す動詞に付けて直前を表すが、状態性の動詞に付くと予想になる「遅れそう」「できそう」
4.この動詞の用法は使える動詞がかなり少ない(L43まででPCかLCで状況が示しやすいという意味で)
5.この文型はすぐに起こる変化が悪い方に変わっていく場合が多いので、その対策を考える文が多い
例文
「私もそれ欲しいんだー」と言ったのを覚えていたとみえて、彼氏が誕生日にそれを買ってくれた。
緊張がいくらかゆるんできたとみえて、私はいつの間にか寝てしまっていた。
「出発進行!」と真夜中、息子が起きているかと思うほど大きな声で寝言を発した。よほど昨日の電車の運転手体験が楽しかったとみえて、夢の中でも運転手をしていたようだ。
彼は相当な苦労人とみえて、普通の人なら激昂するようなことも簡単に流してしまう。
先生残念だが地獄の炎も修羅たちも、オレには手をやくとみえて、おいだされたぜ! -聖闘士星矢の一輝より
今日から出勤だけど、まだお休みの会社もあるとみえて、交通量が少ない。
事前によほど準備したとみえて、完璧な話し出し、スムーズな文章の繋げ方、ゆっくりと落ち着いた口調でスピーチをやり遂げた。
どうやら彼は合格したとみえて、とてもうれしそうだ。
サッカーの試合、どうも日本が勝ったとみえる。
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