用法
接続:フ(Naな・Nの)+こととて
1.前件なので、後件なのは仕方ない
2.謝罪を述べる時に多く用いる
3.使い方が特殊で、慣用的に教えた方がいい
例文
とっさのこととて突然倒れてきた彼女を支えられなかった
ある日東京から110km離れた日光に旅行をした。当時のこととて道中馬を6回乗り替え
いつぞや檀らと東中野で飲んだ帰りお願いしたのですが、酩酊時のこととてご記憶ないでしょう。そのときもその本よくお分かりないようでしたが、弟さんの書棚にあります 中原中也
「山岡死亡の際は、おれもちょっと見に行った。明治二十一年七月十九日のこととて、非常に暑かった。(勝 海舟)
雲の上のこととて畏れ多いことながらも限りなく悲しく、「何事にも本当に末法の世にはご立派すぎたお振舞いだったようだ」と人が申すにつけても 建礼門院右京大夫
地元のこととて、やるなとは言わないが、節度や限度というものがある
梅雨時のこととて、お葬式の日も雨降りでした
音楽のこととてそう。解説なり、違うぞ、と云う記載があったりする
南洋の国のこととて 蚊の脅威が リンデンの毒性を上回っていた
子供の頃のこととて定かに覚えていないが、熊沢天皇というと何故か「リアカー」を連想する
しかし、楢治郎は、当時七、八才の子供のこととて、気がねもなくあたりを見廻わしていると、教祖の側らに置いてあった葡萄が目に付いた。 稿本天理教教祖傳逸話篇
北海道のこととて、「人生幸朗」師匠のことは知らなかった。
まだ、先のこととて何とも言えない
基本的に武器は密輸と鹵獲に頼っていた中共軍のこととて、当時の父が銃の機構を理解していなかっただけかと思っていました
深夜のこととて、成城で迷い、京王線に出てしまいました
進撃中のこととて平時の様にはいきません
コメント