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【420時間】養成講座での勉強、短い期間と長い期間の選び方

日本語教育能力検定試験対策まとめ

「たった3か月で日本語教師になれる!」

という広告をよく見ます。昔は「3か月で立派な教師になれる訳がない」と考えていたのですが、最近は

  • 3か月で教壇に立てると思える自信家
  • 実際に3カ月で検定にも合格できちゃう人

はずば抜けて能力があって、向いているんじゃないかと考えが変わってきました。

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学習期間による違い

3か月や6か月で短く勉強できるならそうした方がいいのでは?と思う人もいそうですが、短い期間はそれなりにデメリットがあります。

短い期間

メリット
一気に修了できる

デメリット
実習をする時間がないことが多い
知識を得る量の少なさ

長い期間

メリット
知識を得る量がより多い
実習などで授業に準備ができる
働き始めるまでに教材を十分に作っておける

デメリット
なし

総評

短い期間で学ぶことのメリットは色々考えてみたのですが、早く終わること以外に思いつきませんでした。そして、その「終わる」も何が終わるのかは明示できません。知識を3か月で修了できる人、実習で日本語教師としての振る舞いを修了できる人、コースや人によって様々です。
ですから、コースはご自身に合わせて慎重に選んだ方がいいでしょう。

短い期間は総じてあまりいいことはありませんが、その「短い」というのが唯一最大のメリットで、だからこそ人を集められる謳い文句となります。これは日本人の”おごり”を利用したうまい言葉なので騙されないようにしてください。
おごりとは、つまり「日本人なんだから日本語なんて簡単に教えられる。検定さえ取得すればいいんでしょ?さっさと終わらせてさっさと日本語教師になりたい」という過信です。

それから、短い期間で学ぶ場合、やはり検定に合格するための知識の詰め込みを優先するので、実習をなくすことが多いです。実習については後述します。

養成講座経験者の意見

「現在通っている人、以前通っていた人、そこで教えている人、 日本語教師養成講座で学ぶのは長い期間と短い期間、どちらがいいと思いますか」というアンケートを実施してみました。

経験者も長い方がいいとおっしゃる方が多いようです。

様々なコース

養成講座のコースは非常に多種多様です。短く検定の勉強だけをするコース、実習に力を入れるコースなど様々です。学生・主婦割引があるものもあるので、選ぶのは大変です。

どのコースを選ぶにしても、大学と大学院で日本語教育課程を修了していない人は以下の二つをとることをまずは目指しましょう。

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  1. 「日本語教育能力検定試験」合格
  2. 認可された機関(文化庁届出受理)で420時間の日本語教育の勉強

昔はどれか一つあればなりやすい程度でしたが、最近は教師と学校に対する審査が厳しくなり、以前のような簡単になれる職業ではなくなりました。上の2だけで日本語教師になれなくなったのです。

口コミ、その講座にはどんな教師がいるのか、どのような教え方をしているのか、日本語学校が併設されているのかなど、生の声がTwitterなどでは聞けるので、調べてみるのもいいでしょう。

通信制と通学制

日本語教師になるための勉強法として、大別すると3つの方法があります。

  1. 通信制(eラーニング)
  2. 通学制
  3. 独学

文字通り、通信制は送られた資料で勉強し、通学制は受講する学校に通い、独学は一人で勉強するやり方です。
独学でやればテキストの購入だけなので数千円程度で済みますが、講座を利用して学ぶ場合、50万~60万の費用がかかります。講座は朝・昼・夜と時間が選べます。

通信制も独学と似たところはありますが、独学とは違って、何を勉強して、しなくていいのか、何を使って勉強をすればいいのか、直接ではないにしろアドバイスをもらったり指導が受けられる、就職先の斡旋、コネの構築、などが通信制のいいところでしょう。
独学はそれら全てを己で判断し、検定合格、就職を目指さなければなりません。
そして、実習の有無が通信/通学制と独学の最も大きな違いと言ってもいいかもしれません。もちろん、通信/通学制でも実習がないコース、例えば『とにかく検定合格を目指すコース』のようなものを選ぶことができます。

実習は必要なのか

前職は日本語教育機関以外で先生をやっていたという方が、日本語教師になるというのはよく聞く話です。そういう方は「実習なんか必要ない。学習者の前に立ち、話し、指導することは慣れている」と言います。

確かに、“度胸”という点では十分に満足のいく立ち振る舞いができるでしょうが、教えるものが違うということを忘れがちです。算数や理科を教えていた先生ならばFC(フラッシュカード)PC(絵カード)の作り方・使い方は当然知りません。国語を教えていた先生でも、外国人がわかりやすい話し方やレアリアの活用法は知りません。そもそも国語文法と日本語文法は違うものです。て形やな形容詞なんて言葉も初めて聞くはずです。

そういった日本語教育で使うスキルを養成講座等の実習で学ぶのです。

まとめ

準備ができる長い期間を選んだ方がいいです。しかし、養成講座と実際の教育現場はまったくの別物、長く通っていたから、実習を十分にやったからといって現場でいきなりうまくできる人はそうそういません。ですから、

  • 3か月で教壇に立てると思える自信家
  • 実際に3カ月で検定にも合格できちゃう人

この2つに当てはまる人はホンモノなので、短い期間で学んで、日本語教師になってもいいと思います。ただ、自分がホンモノだと過信してしまい、自身が現場で困る、一緒に組んでいる先生に迷惑をかけるといった不利益を被ることもあるので、慎重に判断しなければなりません。

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