用法
接続
N+を皮切りにして/を皮切りに/を皮切りとして
V:なし
A:なし
Na:なし
N:彼+を皮切りにして/を皮切りに/を皮切りとして
意味・使い方
1.連続したものの開始をXで表し、そのあと次々とXにつづくものを後件で表す。
2.「をかわきりに」とひらがなで使うことはほとんどなく、「を皮切り」と漢字表記が圧倒的に多い。
3.何かの放送やツアー、公演などについてよく使われる。
一緒によく使う言葉
開催・開始・スタート
例:6月9日の静岡公演を皮切りに除隊後初のソロ全国ツアーを開催。
参考文型:「を契機に N3」
「を契機に N3」
1.Xが生じたので、後件になった
2.Nと接続するが、Vと接続する場合は「Vのをきっかけに」となる
参考文型:「をはじめ(とする/として) N2」
1.ある範囲内の代表的なものをXでとりあげ示し、後件で説明する
参考文型:「をもって N1」
「をもって N1」
1.これで最後だ、という時に使う
2.後件は終了を意味する言葉を使う
3.日常的なことには使えない
・車 ✕をもって 〇で 迎えに行くよ。
例文
【名詞】
アメリカを皮切りに、世界中が不景気になった。
3月になって、沖縄を皮切りに、桜が日本中で咲き始めた。
5月になって、沖縄を皮切りに、梅雨が日本中で始まった。
11月になって、北海道を皮切りに、日本中で雪が降り始めた。
コウさんを皮切りに、友達がどんどん結婚し始めた。私ももう30歳だから早く結婚しないと…。
ワンさんを皮切りに、大学の合格の手紙が来ているが、まだ私のところには来ていない。
【動詞】
あの歌手は一枚目のCDの発売を皮切りに、どんどんCDを発売した。
会議の初めは誰も意見を言わないで静かだったが、彼が意見を言ったのを皮切りに、皆意見を言い始めた。
今風邪が流行っているらしい。私の家でも母を皮切りに皆風邪になってしまった。
詐欺グループのリーダーが逮捕されたことを皮切りにメンバーが次々と逮捕された。
「9.11テロ」を皮切りに、アメリカのテロ対策が強化された。
アポロ計画を皮切りに、世界中で宇宙開発が進んだ。
山田さんの辞職を皮切りに、次々と社員が辞めていった。
初回放送は、TOKYO MXを皮切りに10月3日スタート!
6月9日の静岡公演を皮切りに事務所の退所後初のソロ全国ツアーを開催。
期間限定で広告ステッカーを京急線での掲載を皮切りに、毎月路線を変えて展開予定です。
明日から大丸京都店を皮切りに、オードリー・ヘプバーンの写真展が開催される。
ジャーナリストが逮捕されたことを皮切りに、立て続けに12名のドイツ人の身柄が拘束されている。
本日の県内での上映会を皮切りに全国での上映が始まりました。
宇宙用手袋を皮切りに、どんどんと宇宙事業に貢献するであろう。
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