用法
接続
Vフ・Nの+ついでに┃以下接続例
V:した+ついでに
A:なし
Na:なし
N:買い物+のついでに
意味・使い方
1.何か目的を持った行為を行い、それに付随するもう一つの行為も行う。どちらかと言えば前件を主、後件を副的な行為とするが、話者は「後者もできたらいいなあ」ぐらいのニュアンスで使う
2.小さな事に用いる
×結婚する~子どもを作る
3.大事なのは前件
×お土産を買う~旅行した
4.慣用.名詞として扱い、慣用的な使い方をよくする
・ついでと言っては何ですが、こちらもお願いできますか
比較文型:「かたがた N1」
「かたがた N1」はかたい表現で、かしこまった場面で使われるのに対して、「ついでに」はくだけた表現で、日常よく使われる。
例:(夫が妻に話しかける)スーパー行くの?じゃ買い物 〇のついでに ✕かたがた たばこも買ってきて。
比較文型:「がてら N1」
「がてら N1」は誰かに指示する際に使うと違和感が出る
例:(夫が妻に話しかける)スーパー行くの?じゃ買い物 〇のついでに ?がてら たばこも買ってきて。
比較文型:「かたがた N1」「がてら N1」「ついでに N3」
自分の行いに対して使う:〇かたがた 〇がてら 〇ついでに
例:ご報告かたがたお礼申し上げます。
聞き手の行いに対して使う:✕かたがた 〇がてら 〇ついでに
例:ケリーさん、日本へ来るの?じゃ、来日 ✕かたがた 〇がてら 〇のついでに 私の家へ来たら?
敬意を表す際に使う:◎かたがた ✕がてら ✕ついでに
例:ご報告◎かたがた ✕がてら ✕ついでにお礼申し上げます。
「かたがた・がてら・ついでに」はあくまで「~ついでに」という意味だが、「かたがた」はそれに敬意を含めることができる。
例文
買い物のついでに借りたビデオを返してきた。
図書館で勉強するついでに本を借りた。
新宿へ飲みに行ったついでに切れていた電球を買った。
A:ちょっと出かけてくる。 B:ついでにたばこ買ってきて。
国へ帰るついでに国の友達に会ってきた。
母はいつも晩ごはんを作るついでに翌日の朝ごはんも作る。
友だちとイタリアに旅行するついでにイタリアにいる弟に会いに行った。
トイレへ行くついでに米を炊こうと思ったら、トイレだけして戻ってしまった。
電気屋へ冷蔵庫を買いに行ったついでに、新しいイヤホンも買った。
最近は韓流ドラマを楽しむついでに、韓国語も勉強している。
図書館へ本を借りに行くついでに、ジュースを買ってきた。
父を迎えに行くついでに手紙を出す。
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