用法
接続
ふつう形+とはいえ┃以下接続例
V:した+とはいえ
A:難しい+とはいえ
Na:元気+とはいえ
N:雨+とはいえ
N:雨だ+とはいえ
意味・使い方
1.逆接を表す。「~だが、~」「~ても、~」
2.後件は話者の意見、判断が多い。
3.「と(引用)」+「は(対比)」+「言え」と3つに分解できる。
4.接続詞として使うこともできる。
・もらったプレゼントは欲しかったものではなかった。とはいえ、一生懸命考えてくれたことが嬉しかった。
一緒によく使う言葉
「いくら」「どんなに」などの程度を強める言葉がよく文頭に来る
例:いくら校舎内とはいえ、こんな暑い中何時間も廊下で待たせるのは一種の体罰に思える。
参考文型:
「ても N4」
1.逆接を表す文型で、前件成立→後件成立を表す「~たら」とは反対に位置する用法。
「~が、~」
1.ガの前は現在形の肯定と否定のみを扱う
2.ガは逆接を示すので、無理して何かをしているという事を示す
比較文型:「とはいうものの N2」
「とはいえ」と「とはいうものの N2」どちらも使える文も多い。
・口は災いの元とはいうものの言わなきゃ伝わらないこともある。
しかし、「とはいうものの」は誰かの発言を受けて、それがどうなのかという評価・意見を述べる際によく用いられる。
・給料が高いところに就職しろ 〇とはいうものの ?とはいえ、給料が高いところは仕事が大変だ。
例文
退院したとはいえ、少し体調が悪い。
退院したとはいえ、まだ安静にしてください。
プロとはいえ、失敗する事もある。
大手新聞に書いてあるとはいえ、本当かどうかはわからない。
日本に住んでいたとはいえ、3か月しかいなかったので、日本語はあまり話せない。
栄養があるとはいえ、食べ過ぎると体に悪い。
北海道とはいえ、夏は東京より暑い日もある。
80歳とはいえ、まだまだ元気だ。
家族とはいえ、暗証番号は教えてはいけない。
もう10月とはいえ、まだ昼は暑い。
日本は安全とはいえ、危ないところもあるので、夜は女性一人で歩かないほうがいい。
経費で落ちるとはいえ、接待費100万なんておかしい。
もう秋になったとはいえ、まだ30度近くもあるなら冷房をつけた方がいい。
日射しがないとはいえ、引き続き熱中症にはお気をつけください。
一緒に切磋琢磨した同期とはいえ、先に出世されると腹が立つものだ。
昨晩から少しずつ水位が下がっているとはいえ、まだまだ警戒が必要だと思います。
家の中とはいえ色々と興味を持って触ってしまう子どもの行動が心配になる。
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