JLPT文法解説:まい N2

接続:Vジ(3gV:する・す)(2gV:Vジ/Vマス)+まい

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用法① 否定の意志 

1.『話者の』強い否定の意志

2.意志なので主語は一人称。三人称の場合は「まい」で終われない(終わると②の意味になる)が、後続句(主に伝聞などの引用文)を伴えば可だが、伝聞の中でも接続不可なものがある
 ・彼はお酒を飲むまい×そうだ/らしい(伝聞だが不可のもの)

一緒によく使う言葉

まいと(して)、~。
会話ではあまり使われないが、後続句を用いてなら会話でも使われる。その際よく使われるのが、「として」
 ・母は私に心配をかけまいとして、病気のことは隠していた

例文

もう絶対お酒は飲むまい

あそこのレストランは高いのに料理はまずい。もうあそこには行くまい

あえて指摘するまいと思ってスルーしたんだけど、案の定めっちゃ指摘されてる

知らない人にマウントするような見っともない真似はするまいと反面教師にするだけです

けっして権力でおさえつけまい

二度と大きな怪我はするまいと心に決めてる。

もう言葉にするまい

そちらがその気ならばこちらも容赦はするまい

用法② 否定の推量

1.~しない/ならないだろうと否定の推量を表す

2.①とは違い、主語に三人称可

例文

熱はこれ以上上がるまい。

もう熱は随分下がったから、心配する必要はあるまい。

まいさんの成績はよくなるまい。

会社のお金を取っていたんだ。彼はもう来るまい。

時間に厳しい彼が遅刻するまい。

予算300万円のロケット開発計画なんか成功するまい。

少子化問題は簡単には解決されるまい。

オリンピック選手になりたいという私の祖父の夢は叶うまい。しかし、祖父もあきらめるまい。

その事件は忘れ去られるまい。

彼の努力は無駄になるまい。

先生は私のカンニングに気づくまい。

彼女は他人の評価に左右されるまい。

その秘密は決して明かされるまい。

その提案は受け入れられるまい。

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