空は何色?虹は何色?┃「なに」と「なん」の違いと使い分け

突然ですが、問題です。以下の質問に答えてください。

1) 昼間の空は何色ですか。
2) 虹は全部で何色ですか。

答えは簡単ですね。日本では、1)は青色、2)は7色、というのが一般的な答えではないかと思います。

では、続けて上記の問題を声に出して読んでみてください。

1) ひるまのそらは なにいろ ですか。
2) にじはぜんぶで なんしょく ですか。

「何色」は、漢字が同じでも時と場合によって「なにいろ」や「なんしょく」と読み方が変わりますね。

では、どのようにしてこのような使い分けが行われるのでしょうか。

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「何」の用法

「何」には、大きく分けて二つの用法があります。

・疑問語としての用法
・語の一部としての用法

それぞれの用法において「なん」と読むか「なに」と読むかのルールが違います。

疑問語としての用法

まずは疑問語としての用法を見てみましょう。「何」が疑問語として使われている例は、以下のようなものです。

・今朝、何を食べましたか。
・何で大学へ来ましたか。
・これは何ですか。

つまり、「何+助詞」や「何+です/だ/である…」が、疑問語としての用法です。

「何」が疑問語として使われる場合、以下のルールで「なん」と読むか「なに」と読むかが変わります。

「なん」と読む:
後ろにくる語が「タ行」「ダ行」で始まる場合
例)なんて、なんと、なんだ、なんで、なんです(か)、等

「なに」と読む:
後ろにくる語が「タ行」「ダ行」以外で始まる場合
例)なにか、なにが、なにに、なにへ、なにも、なにを、等

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例外:
1)「何と」「何の」「何に」は、「なん」でも「なに」でもよい。
2)「何で」は、「なんで」であれば「手段や方法」または「理由」を尋ねる用法、「なにで」であれば「手段や方法」のみを尋ねる用法となる。

語の一部としての用法

つぎに、語の一部としての用法を見てみます。語の一部のとして使われている例は、以下のようなものです。

・週に何回、ジムへ行きますか。
・田中さんは何歳ですか。
・米の生産量日本一は何県ですか。
・ゆみちゃんのクラスの担任は何先生?

つまり、「何+助数詞」または「何+名詞」が、語の一部としての用法です。
これらは、それぞれで「なん」と読むか「なに」と読むかが決まっています。

「なん」と読む:
後ろに助数詞がくる場合
例)なんかい、なんじかん、なんだい、なんねん、なんさい、等

「なに」と読む:
後ろに名詞がくる場合
例)なにけん、なにせん(電車など)、なにぐち(出口など)、等

最初の問題の「何色」は、色の数を尋ねる、すなわち「色」を「助数詞」として使うならば「なんしょく」、色の名前を尋ねる、すなわち「色」を「名詞」として使うならば「なにいろ」と読む、ということですね。

まとめ

「何色」と似たようなものに「何人」があります。言わずもがな、「なんにん」と「なにじん」ですね。先ほど例で挙げた「何県」も、県の数を数えるときには「なんけん」となります。

ちなみに、「虹は全部で何色ですか」という問題、国によって答えが異なるようです。例えば、アメリカでは6色、ヨーロッパの多くの国では5色なんだとか。興味のある方は是非調べてみてくださいね。

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