JLPT文法解説:ことだ N2

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用法① Vジ:~しなさい Vナイ:してはいけない

接続:Vジ/Vナイ+ことだ

1.上の人が下の人に「した方がいい/しない方がいい」と個人の意見や判断を助言、忠告として言う

2.×目下→目上

例文

大学に入りたいなら、もっと勉強することだ。

健康でいたいなら、まずは生活習慣を見直すことだ。

ダイエットをしたければ、間食をやめることだ。

残業したくなければ、効率よく仕事をすることだ。

生きて帰りたければ、おとなしくしておくことだ。

面倒なことに巻き込まれたくないなら、口を出さないことだ。

出世したいなら、上に逆らわないことだ。

お金を失いたくなければ、危ない投資話には耳を貸さないことだ。

用法② とても~だ

接続:Aい・Naな+ことだ

1.驚きなどの気持ちを表す

2.「ものだ」と「ことだ」の違い
 ・失敗するのはいい〇こと △もの だ
 (↑「失敗=マイナスな事」が社会一般的なイメージなので、モノは不自然である。「私は個人的に失敗=プラスの事であると思う」ならば個人的な判断を示すコトが適切)

 ・時間が経つのは早い〇こと 〇もの だ
 (↑普通はモノだが、個人的な判断を示すならコト、社会的ならモノ)

 ・100個のケーキを一人で食べたの?よく食べられた×こと 〇もの だ
 (↑コトは動詞には接続しない)

例文

回転寿司屋では1時間経っても客の手に渡らなかった寿司は捨てているらしい。本当にもったいないことだ。

80歳を過ぎても山登りを続けているなんて、素晴らしいことだ。

政治家の汚職事件が続いているのは非常に残念なことだ。

先日のオリンピックでの日本人選手の活躍はとても喜ばしいことだ。

卒業して何年もたっているのにたくさんの学生が定期的に連絡をしてきてくれるのは、非常にうれしいことだ。

 

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