用法
接続:N+をめぐって
1.Xの事について情報の移動を行う
2.動作主は複数
・自分の将来 ×をめぐって 〇について ×に関して 一人部屋で悩んでいた
(↑一人で行っているため×メグッテ。自分の将来はすこぶる私的なので×カンシテ)
3.YがNの場合「をめぐる」となる
4.メグルは「巡る」と漢字で書かれる。「巡る」の意味は「~の周りを回る」という意味である。「つまり議論されている事柄N(議題)の周りを囲って複数で議論する」というイメージである
例文
亡くなった父の土地/マンション~兄弟はケンカした
相手・対象族
「について N3」
「に関して N2」
「に対して N3」
「を巡って N2」
相手・対象マトメ分類
についてN3
対象
制限ゆるい
唯一初級(L21)で既習
に関してN2
硬いニツイテ
制限きつい
に対してN3
①対象②対比
を巡ってN2
議論する
マイナス寄り
【Ⅰについて に関して】【Ⅱに対して】【Ⅲを巡って】のように分けられ、その中でもⅡが異質
ニツイテ:内容 ニタイシテ:行為の対象
・社長に対して質問した(質問した相手は社長)
・社長について質問した(質問した内容は社長の事。質問した相手が社長かどうか不明)
硬さ・会話での使用率
を巡って・に関して > に対して > について
動作主の数
について→単・複
に関して→単・複
に対して→単・複
を巡って→複
複合助詞として見た時に切り離して、V部をVジにできるもの
について→×につくN
に関して→〇に関するN
に対して→〇に対するN
を巡って→〇を巡るN
以下2点より、ニタイシテは「行為」と「内容」に影響する文型であり、異質である
◆内容に『のみ』言及している文型かどうか
〇について 〇に関して ×に対して 〇を巡って
◆助詞「に」と入れ換え可能かどうか
×について ×に関して 〇に対して ×を巡って
ニタイシテは対象の助詞「に」と置き換え可能な場合が多い
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