JLPT文法解説:上に N3

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用法

接続:Vフ・Aい・Naな・Nの[Na/Nである]+上に

ふつう形┃以下接続例
   V:する+上に
   A:難しい+上に
 Na:元気な+上に
   N:雨の/雨である+上に

意味・使い方

X:文型の直前にある言葉 Y:文型の直後にある言葉

1.Xと、さらにYも~である。

2.「++」「--」と同じ事柄を連続させて使わなければならず、XとYには関連性のあるものを使う。

 ・彼はまじめな(+)上に、✕つまらない ✕趣味はサッカーだ 〇話もおもしろい(+)。

3.後件に働きかけは使えない。

4.「上」の後に助詞の「に」が付かないとよりかたい印象が出るが、「に」が付くと少しやわらかい表現になる。

よく一緒に使われる言葉・文型・表現

後件に「も」がよく使われる。

程度の対比を表す文型

はおろか N1」  「ばかりでなく N3

うえに N3」  「のみならず N2

どころか N2」  「ばかりか N2

にかぎらず N2」  「だけでなく N3

はもとより N2

 

例文

あのレストランはおいしい上に、サービスもいい。

日本の生活は物価も高い上に、漢字も難しいから、なかなか楽にならない。

彼はたばこを吸う上に、運動もしないから病気になった。

彼女はドイツ語が話せる上に、英語まで話せる。

私の仕事は給料が安い上に、大変なのでそろそろ辞めようと思ってる。

彼女はきれいな上に、性格も優しい。

電車は乗り方が複雑な上に、値段も高いからできるだけ乗りたくない。

遅刻した上に言い訳ですか。

謝らない上に文句まで言う始末だ。

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