JLPT文法解説:とともに N2

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用法①

接続

N+とともに
   V:なし
   A:なし
 Na:なし
   N:時間+とともに

意味・使い方

1.XとYが共に(ほぼ同時に)変わる

2.Xは変化する言葉がくる
前に変化以外のNもOK

例文

時代とともに服装や食べるものも変わってきた

欧米文化の流入とともに、日本人の食生活は変わり、生活習慣病も増えた

用法②

接続:Vジ・N(である)+とともに

N+とともに
   V:する+とともに
   A:なし
 Na:なし
   N:私+とともに

意味・使い方

1.Xと一緒にYする

2.用法①に対して、こちらは文型というより、語彙的な用法である

3.引用の「と」+「ともに」と考え、接続はそのままの文を使う場合も多い
・お詫び申し上げます/申し上げるとともにHPを修正致しました(接続はVジなのだが、このように引用するように接続することも可能)

例文

生演奏とともに歌ってた

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次第に変化する事を表す文型

とともに N2

にしたがって N3

につれて N2

にともなって N2

全文型に共通する事

1.前件の変化→後件の変化(とともにN2のみこれに当てはまらない場合がある)

2.次第に族で「にしたがって・につれて・にともなって」がほぼ同じで、JLPTでこの3つの違いを問う問題はない

と共に:「同時に」という意味もある

×Xに意志性の言葉 〇二方向変化
・二十歳になる×につれて ×に従って飲酒や喫煙が許される
・アメリカ人に日本語を教える△と共に 〇につれて、私の英語も上達していった

に従って:単に並行して起こっている事を表す。後件は変化による事態でもOK

〇Xに意志性の言葉 〇二方向変化
・声援が大きくなる〇につれて、アナウンサーの声も大きくなった
・子供の数が減る~、学校の数が減った
(↑これは「従って」でもいいが、「つれて」で言うと客の声に引っ張られてアナウンサーの声も大きくなったという事を表せる)

につれて:前件を引き金に比例的に後件の変化・推移も程度を増す

×Xに意志性の言葉 ×二方向変化
・今後通勤客が増えるに×つれて 〇従って、電車の本数を増やしていこう
・売上高の増減につれて、その年のボーナスも変わってくる

に伴って:後件は変化のみ

〇二方向変化
・受注量×にともなって 〇従って、ボーナスが支払われる

それぞれの詳しい解説と例文

とともに N2」  「にしたがって N3

につれて N2」  「にともなって N2

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