用法① 伝聞
接続
ふつう体+とのことだ/ということだ┃以下接続例
V:する+とのことだ/ということだ
A:難しい+とのことだ/ということだ
Na:元気(だ)+とのことだ/ということだ
N:雨(だ)+とのことだ/ということだ
意味・使い方
1.人1が言っていた事を人2に伝える際に用いる文型
2.結論の用法(下記用法参照)で使われる事が多く、伝聞の用法ではあまり使われない
3.別の言い方でトノコトがあるが、これを使った手紙や挨拶で使う特殊な表現がある
例:息子さんが大学に合格したとのこと、おめでとうございます
口語:ってことだ
一緒によく使う言葉
~によると・~ニュース/の話では
比較文型:「と言っていた」
「とのことだ」は「と言っていた」よりも、文語的であり、強い語調
例文
明日は必ず10時に集合するとのことだ。
足立区の事件の犯行グループの一人が逮捕されたということだ。
SNSで感じる相手の印象はリアルでも同じである可能性が高いということだ。
日本代表のウエアを着て繁華街へ繰り出したということだが、外で食事なんてドーピング検査に引っかかるリスクもあるのに危険すぎる。
トランプ大統領は訪朝を中止した。非核化への道筋が見えない中での訪朝に懐疑的ということだ。
用法② 結論
接続
ふつう体+ということだ┃以下接続例
V:する+ということだ
A:難しい+ということだ
Na:元気(だ)+ということだ
N:雨(だ)+ということだ
意味・使い方
1.話者の主観的、断定的な意見・結論を強く述べる
例:独身でい続けるのは一人で寂しく死ぬということだ。
2.口語は「ってことだ」
一緒によく使う言葉
「Xということは、Yということだ(XとYは同じである)」の形でよく使われる。
例:SNSがこれだけ流行るということは、一定数の人間は発信欲のようなものがあるということだと思う。
「要するに」「つまり」
例:人が商品やサービスに対し、不満を持った時当該企業にその不満を伝えるかどうかという調査がある。伝えると答えた人は4%、つまりクレーム1件に対して同じ不満を持つ人が数十倍いるということだ。
比較文型:「わけだ N2」
例文
独身でい続けるのは一人で寂しく死ぬということだ。
スルガ銀行は長期間に渡り抜きんでた業績で高い評価を得ていたが、規制が厳しい業種でそのような業績を出すということは、裏があるということだ。
不満があるということは、あなたはこれから何にでもなれるということだ。
SNSがこれだけ流行るということは、一定数の人間は発信欲のようなものがあるということだと思う。
人が商品やサービスに対し、不満を持った時当該企業にその不満を伝えるかどうかという調査がある。伝えると答えた人は4%、つまりクレーム1件に対して同じ不満を持つ人が数十倍いるということだ。
人類が歴史から学べる唯一の教訓は人類は歴史から学ばないということだ。
用法③ という意味だ
接続
ふつう体+ということだ┃以下接続例
V:する+ということだ
A:難しい+ということだ
Na:元気(だ)+ということだ
N:雨(だ)+ということだ
意味・使い方
1.言葉の意味などを説明する際によく用いる文型。
例:立入禁止はここに入るなということだ。
比較文型:「という意味だ」
「という意味だ」
例文
立入禁止はここに入るなということだ。
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