JLPT文法解説:ようものなら N2

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用法

接続:V意向+ようものなら

1.もし前件をしたら/なったら、大変な結果(後件)になる

2.前件の状態になれば、いつもすぐ後件という状態になる
 ・妻は「セール」の文字を見ようものなら、すぐにその店へ走り出す
 ・妻は「セール」の文字を見ると、すぐにその店へ走り出す
前者の文だと妻の鬼気迫るというか、セールに対する並々ならぬ熱意が伝わる。前者もおかしくはないが
 ・宿題を忘れ~、あの怖い先生に叱られる
のような文が適当である

 

一緒によく使う言葉

後件に「すぐに」

 

例文

宿題を忘れようものなら、あの怖い先生に叱られる

恋人に電話するのを忘れようものなら浮気しているとすぐに疑われる

もう一度遅刻しようものなら、クビになるかもしれない。

あの怖い犬に近づこうものなら、噛まれる恐れがある。

携帯電話を使おうものなら、授業中に先生に没収される。

パスワードを忘れようものなら、大切なデータがアクセスできなくなる。

停電になろうものなら、この部屋にある電子機器が一瞬で故障する。

怠けようものなら、課長に叱られるかもしれない。

運転免許証を忘れようものなら、罰金を払わなければならない。

もう一度失敗しようものなら、プロジェクトから外されるかもしれない。

情報を漏らそうものなら、会社の信頼を失うことになるかもしれない。

上司を怒らせようものなら、昇進のチャンスを逃すことになる。

機密情報を漏らそうものなら、法的問題に巻き込まれる。

また健康を害しようものなら、長期的な影響が出るかもしれない。

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