用法
接続:Vマス+つ、Vマス+つ
1.「~たり~たり」の慣用的な表現
2.使用できる言葉がかなり限られるので、幅のある練習はできない。意味を教えて終わり
一緒によく使う言葉
抜きつ抜かれつ・行きつ戻りつ・持ちつ持たれつ・浮きつ沈みつ
比較文型:「たりたり」
「たりたり」
使用できる言葉の制限がかなり緩い。というか何でもいい。
・昨日は掃除したり、勉強したりした
・娘が結婚して嬉しかったり悲しかったりで、複雑だった
×昨日は掃除しつ、勉強しつした
×娘が結婚して嬉しつ悲しつで、複雑だった
比較文型:「つつ N2」
「つつ N2」
形が似ているが別物。「ながら」「のに」など逆接の用法
・悪いと思いつつ万引きしてしまった(逆接)
・ランナーは抜きつ抜かれつして走った(たりたり)
例文
駅東口で、取材班が行きつ戻りつしている。暑いから取材するのも大変だ。
今日の体温は微熱と平熱を行きつ戻りつ
その煙りは春風に浮きつ沈みつ、流れる輪を幾重にも描いて、紫深き細君の洗髪の根本へ吹き寄せつつある。 夏目漱石
白波の かかる憂き身と知らでやは わかにみるめを恋すてふ 渚に迷ふ海女小舟 浮きつ沈みつ寄る辺さへ 荒磯集ふ芦田鶴の 啼きてぞともに手束弓 春を心の花とみて 忘れ給ふなかくしつつ 八千代ふるとも君まして 心の末の契り違ふな【末の契】
いい意味で持ちつ持たれつな関係なんだろうなって思います。
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