用法
接続:フ(Na/N)+に違いない
1.前件が間違いないと述べる際に用いる
参考文型:「に決まっている N3」
「に違いない」と「に決まっている」は、似たような意味を表しますが、微妙にニュアンスが異なります。
「に決まっている」は「間違いない」、「確実である」といった意味を表します。これは、自分が信じていることや仮定することを表します。例えば「明日は雨に決まっている」「彼女は来週の日曜日に帰るに決まっている」といった使い方ができます。
一方、「に違いない」は「確定されている」、「決まったことである」といった意味を表します。これは、確固たる事実や証拠に基づいていることを表します。例えば「これはDNAから犯人のものに違いない」といった使い方ができます。
つまり、「に決まっている」は自分の推測や信念を表し、「に違いない」は確固たる事実を表すという違いがあります。
参考文型:「に相違ない N2」
「に相違ない N2」
1.絶対にXだ、と言う時に使う。
2.日常会話レベルではまず使われない表現で、格式高い場面、裁判や報告書などに用いられる。腕の桜吹雪で有名な『遠山の金さん』が、奉行所で「おぬしは〇〇を殺めた、相違ないか?」というセリフをよく言うが、現代ではそのような使い方はしない。
3.「~で相違ない」で「~で間違いない」という使い方もされる。
例文
あんな失敗をしたんだから、私はクビになるに違いない。
あんなに人が並んでいる店だから、おいしいに違いない。
田中さんのお姉さんに会ったことはないが、田中さんがきれいなんだから、きっときれいに違いない。
ここの海はとてもきれいなので、魚はおいしいに違いない。
彼は遅刻を全然しないので、家が近いに違いない。
まだ降っていないが、雲っているし、雷も鳴っているから、きっと雨が降るに違いない。
彼はとても頭がいいから、きっと東大に合格するに違いない。
ちゃんと薬を飲み続ければ病気も治るに違いありません。
単調で退屈に違いない。
大学に入ったら楽しいことが沢山あるに違いありません。
宝くじで5億円も当たるなんて、日頃の行いがよいに違いありません。
どんな失敗をしたとしても、ちゃんと心から謝れば相手の心へ届くに違いありません。
軍は非常に強力な武器を持っているに違いありません。
彼にも手作りお菓子を用意してるに違いない。
彼は個性の塊だからきっと素敵な作品を生み出してくれるに違いありませんよ。
明日は誕生日だから、学生がたくさんケーキを持ってきてくれるに違いない。
確信を持たれているに違いない。
歴史に記憶されるに違いない。
メンバーはそれを必死で阻止しようとしたに違いない。
誕生日パーティーを開いてもらって、さぞ嬉しかったに違いない。
制作期間、費用共にあれだけかかったんだ。度肝を抜く作品ができたに違いない。
スタッフ達は悔しかったに違いありません。
心細く困っているに違いありません。
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