用法
接続:Vフ・Aい・Na・N+にしては
1.当然予想できる結果と違うと言う時に使われる
2.自分にはあまり使わない
比較文型:「のに」
「のに」と同じように思えるが、違う。ノニはYにどんな言葉でもOKだが、ワリニ・ニシテハは評価の言葉でないとダメ
・電気をつけたのにつかない
(↑Yが単に事実を述べる文なのでワリニ・ニシテハは×。ノニ〇。ワリニ・ニシテハはYに話者の評価が来る)
比較文型:「わりに」
「にしては」と「わりに」は、同じような意味を表しますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
「にしては」は、特定のもの・事柄に対して、予想や期待とは異なる、という意味です。「彼は40歳にしては若く見えるが、とても経験豊富です。」といったような使い方をします。幅がなく、ある特定のこと(6月・大人)に付くことが多いです。
一方、「わりに」も、特定のもの・事柄に対して、予想や期待とは異なる、という意味です。「この料理は見た目のわりに美味しいですね。」といったような使い方をします。しかし、こちらは意味や程度に幅がある言葉(年齢・値段など)に付くことが多いです。
というわけで、「にしては」は幅がなく、ある特定のこと(6月・大人)に付くことが多いのに対して、「わりに」は意味や程度に幅がある言葉(年齢・値段など)に付くことが多いという違いがあります。
例文
N1に合格したにしては、日本語が下手だ。
彼女は20歳にしては優秀です。
このレストランは小さい店にしては美味しい料理を提供しています。
彼は25歳にしては経験豊富です。
この映画は予算が300万円だったにしては映像が素晴らしいです。
この家は豪邸にしては、整理されています。
彼は30歳の若社長にしては経営者として頼もしいです。
この会社はベンチャーにしては成熟したビジネスモデルを持っています。
この作家はまだ高校生にしては才能が豊かです。
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