寝違えた日本語教師の一日

ただの日記です。

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当サイト管理人による、日本語教師養成個人レッスンの詳細はこちら

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目覚め~授業前

激痛で目が覚めました。どうやら寝違えたようです。痛みに耐えながらなんとか支度をして学校へ向かいました。歩くたびにズシンズシンと痛みが肩から首の辺りを走ります。
朝の印刷物を済ませ、いざ授業へ。

授業中

朝から変な動きを見せる先生(私)。すぐに学生が「先生、どうしましたか」と声をかけました。「これ知ってる?」と言って、「寝違える」という言葉を板書。漢字でなんとなく理解した学生、わからず辞書で調べる学生といました。

とりあえずここで一笑い。

S:先生、学校を休みませんか
T:「寝違えて学校を休みます」って言ったらたぶん私クビになるけど、皆の国はどう?同じ?
S:そうですね。寝違えるで会社を休めません。頑張ってください
T:はい

授業を続けていると、「こんな時に限って・・・」と悲しくなりました。「首を横に振る」という表現が出てきてしまったのです。

T:この「私は首を横に振った」は、「いいえ」「否定」「断る」という意味です。ですから、筆者は断ったんだすね。こ、ん、な、風に・・・・・・。

そしてまたここで一笑い。

授業終了1分前、

T:今日はこれぐらいにしましょうか
S:先生!

一人の学生が一番後ろの席から大きな声で

S:首、お大事に!

最後にここで一笑い起こりました。

結果的に、全てのクラスで「寝違える」が授業の起爆剤になり、楽しい一日を過ごせました。

授業後

授業が終わり、一人の学生が教室に残っていました。どうしたのかなと思いながら、片付けていると、その学生が私に近づいてきて

S:先生、温かいタオルを・・・えっと・・・ここに・・・・・・
T:置く?
S:そうです。ここに置きます
T:それで治るの?
S:えっと、たぶん・・・
T:ありがとう。今晩やってみるね

と教えてくれました。

怪我や病気をチャンスに

捨て身ネタ、諸刃の剣、色々な言い方がありますが、怪我や病気はツカエマス。つらいですが、授業で使えるネタになるのです。授業のために怪我をするつもりはありませんが、怪我をしてしまったらマイナスと同時にプラスが生まれる、そう考えると怪我をしても得した気分になれます。

絵カードも聴解も読解も。教師は最高の教材
次の授業でアレを使いたいのにない、欲しい状況の絵カードがない。 探す必要なんかありません。最高の教材は教師自身です。 絵カードは作れる 「偉そうな人」の顔の写真を使いたくて、検索してもなかなかいいのがありません。検索ワードを変え、「上から目...

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