1.とか=など(下が上に対して使うのがナドであるという一点を除けば用法はまったく同じ)
2.簡単なようだが、見た目とは裏腹にかなり難しい。言い換えできる言葉が多いが、文脈などによってできるものできないものとがあるため、一気にまとめて教えると危険
3.「なんか・なんて」はほとんど同等だが、Yに助詞が来る場合、ナンテは不可
・旅行ならハワイ〇なんかが ×なんてが いいと思うな
用法① 例えば~みたいなN
接続
N+なんか/なんて/など
V:なし
A:なし
Na:なし
N:彼+なんか
意味・使い方
1.例を提示する
2.服屋などの状況PCで教授するといい
3.丁寧さ など>なんて/なんか>とか。提案をする場合は4つ全て使えるが、単に並列する場合は「なんて・なんか」が×
・近所にはコンビニ ×なんて/か 〇とか 〇など あるので便利ですよ(下→上の人)
(↑誤用とまでは言えないかもしれないが、「とか」と比べてどちらの方が適当か考えるとこうなる)
4.提案という言葉が難しいので、「~ませんか・どう?」を示し説明
一緒によく使う言葉
後件に「~どう?」
比較文型:「でも」
入替できるものとそうでないものがあるので、無理に提出はしなくてもいい
・(服屋で)これ〇なんか ×でも いかがですか
・来週ゴルフ〇なんか 〇でも いかがですか
例文
こちらなんかいかがですか。
用法② Xはとても上/下だ
接続
N+なんか/なんて/など
V:なし
A:なし
Na:なし
N:彼+なんか
意味・使い方
1.話者がNに下す判断基準を上回る、または下回る(軽視)ものを、ナンテの後で述べる
2.ナドは下が上に対して使うもので、使用状況はかなり限られる事に留意させる
・こんな大任を私などでいいのですか
◆①②で一人芝居。軽視を教授
①「あなた!もっと子どもの心配もしてよ!」
「子どもなんかオマエ一人でいいだろ」
「(怒る)」
②「お酒ばかり飲んでたら体に悪いよ」
「大丈夫大丈夫、お酒なんかで死なないよ」
例文
金持ち「シャネルなんか安物だ」
貧乏人「シャネルなんか私には買えない」
用法③ びっくり
接続
ふつう形+なんて┃以下接続例
V:する+なんて
A:難しい+なんて
Na:元気(だ)+なんて
N:雨(だ)+なんて
意味・使い方
1.文末に置いて、話者の驚きを表す
2.動詞はフだが、後に「~するだなんて」とダが付く事がある
例文
うちの子があんなことするなんて!
用法④ なんとなくYだ
接続:なんか+Y
なんか+ふつう形┃以下接続例
V:なんか+している
A:なんか+難しい
Na:なんか+元気じゃない
N:なんか+ごはん(食べる?)
意味・使い方
1.文型というか語だが、なんとなくY(品詞は問わない)であるという事を表す
例文
なんか疲れた。
なんか元気がない。
軽視を表す文型
「なんか②・などN3」 「くらいN3」 「にすぎないN2」 「ごとき①N1」
口語的
くらい・なんか > など > にすぎない > ごとき
文中での軽視用法
使えるかどうかは、後述するが文脈やXの言葉による
子ども〇なんかに 〇などに ×くらい ×にすぎない 〇ごときに 負けるはずがない
A:もっと子どもの事考えて B:子ども〇なんか 〇など ×くらい ×にすぎない 〇ごとき 知るか
文尾での軽視用法
彼は頭はいいが、所詮子ども×なんかだ ×などだ ×くらいだ 〇にすぎない ×ごときだ
動詞との接続
動詞に接続するのは「くらい・にすぎない」のみ。
それをする×なんか ×など 〇くらい ×にすぎない ×ごときに 誰だってできる
当たり前の事をした×なんかだ ×などだ ×くらいだ 〇にすぎない ×ごときだ
形容詞との接続
い形とも接続するとある参考書もあるが、色々ない形で文を作ろうとして、できなかった。ある行為(動詞)や事物(名詞)に対しての評価、感想を述べるので、状態を述べるい形とは相性が悪いのだ。
な形は〇。これは名詞とな形の性質類似による
・彼は元気そうにしているが、ただのから元気にすぎない
・彼は日本国内でのみ有名にすぎない
Xが指示詞だと本来文中では〇の「なんか・など」も使いにくく、または使えなくなる
そんな事?なんか ?など 〇くらい ×にすぎない ×ごとき 自分でやりなよ
それ?なんか ×など 〇くらい ×にすぎない ×ごとき 自分でやりなよ
他用法での比較
謙遜
私〇なんか 〇など ×くらい ×にすぎない 〇ごときが こんな物をいただいてもよろしいのでしょうか
例示
こちら〇なんか 〇など ×くらい ×にすぎない ×ごときが いかがですか
ような
山×なんか ×など ×くらい ×にすぎない 〇のごとく 仕事がある
約
ここにいるのは10人×なんかだ ×などだ 〇くらいだ ×にすぎない ×のごとき
状態の程度
足の痛みはもう我慢できない×なんかだ ×などだ 〇くらいだ ×にすぎない ×のごとき
それぞれの詳しい解説と例文
「くらいN3」
「にすぎないN2」
「ごとき①N1」
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