「ながら(も)」用法① 逆接
接続
Vマス・Aい・Na(であり)・N(であり)+ながら (も)
V:あり+ながら(も)
A:難しい+ながら(も)
Na:元気+ながら(も)
Na:元気であり+ながら(も)
N:子ども+ながら(も/に)
N:子どもであり+ながら(も)
※Nは「ながらに」となることもある
意味・使い方
1.逆接を表す文型で、用法はほとんどノニであるが、こちらはかなり硬い言い方
2.後件に意志表現は×
×私はこのゲームの必勝パターンを知っていながら、他人には知らせたくなかった。
3.ナガラが同時か逆接を表すかは文脈次第
4.「とはいいながら(も)」という文型があるが、この逆接の「ながら(も)」に「とは言い」が接続したもの。
比較文型
「つつ N2」
「ながら N5」
例文
彼は40度の熱がありながら、学校へ来た。
こちらは新宿にありながら、静かな所で、人気の高い地域だ。
彼は失敗するとわかっていながら、頑張っている。
古いながらも、きれいで、駅に近い家に住むことに決めた。
教師の仕事は大変でありながらも、とても人気がある仕事だ。
彼はサッカー選手でありながら、子どもたちにサッカーを無料で教えている。
初心者ながらに頑張っているつもりです。
職員室で泣いていた担任を見て、子どもながらに、先生も一人の人間なんだと感じた。
「ながらに(して)」用法② まま
接続
N+ながら(に)(して)
V:い+ながら
V:い+ながらに(して)
A:なし
Na:なし
N:子ども+ながら
N:子ども+ながらに(して)
意味・使い方
1.Xの状態のまま
一緒によく使う言葉
「涙+ながらに」この形で使われることが非常に多い。
例:涙ながらに訴えた。
参考文型:「まま N4」
「まま N4」
例文
あの野球選手は生まれながらに野球の才能があった。
彼は寝ながらにして金を生み出すビジネスを確立させた。
彼は生きながらにして伝説となった男である。
この横丁には昔ながらの飲み屋が並んでいる。
時折涙ながらに、言葉を詰まらせながら話し始めた。
人間は生まれながらに平等です。
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