自習と宿題になる日本語学習アプリ

【雑記】日本語教育関連

プライベートで教えている生徒さんに、私もあげはしているのですが、もっと宿題をやりたいとのことで

「何か一人で勉強できるアプリはないか」

と聞かれました。

日本語教育関連のテキスト出版社や出版物、組織の名前には明るいのですが、自習できるアプリについてはまったくでした。
早速いくつかアプリをダウンロードして実際にやってみました。結果は、

使えない・・・・・・。

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メリットとデメリット

どのアプリもよくわからない会社名で、正直インストールするのも怖いほどでした。しかし、自分で使ったことがないものを他人には勧められない、ということで個人的に使ってみた感想を紹介します。

デメリット

  • 問題に違和感がある
  • 問題数が少ない(1カテゴリーに30問ぐらい)
  • JLPTに出る問題形式ではない
  • レベルにそぐわない問題がある

以下、N5レベルを実際に私がやってみたときに、「ん?」と思った問題です。

  

左端の画像、「かいたい」とだいたい同じ意味の言葉は「だいすき」と「ほしい」。
真ん中の画像、スカートの数え方を教える先生もいるでしょうが特段”スカート”をとりあげることはありません(シャツならまだマシなのですが)。それから、スカートの数え方は?というフランクな問い方もありません。
右端の画像、細かいですが読点が欲しいです。

用紙ではなく、小さな画面に問題文と選択肢が収まるようにとの措置なのでしょうが、「ことばは?」「かぞえかたは?」という問い方に笑ってしまいました。友達じゃないんですから。JLPTの正しい問い方は、以下の公式サイトから閲覧可能です。
http://www.jlpt.jp/samples/forlearners.html

  のぶんと だいたい おなじ いみの ぶんが あります。1・2・3・4から いちばん いい ものを ひとつ えらんで ください。

✕ N5の模擬試験ができる
〇 N5レベルの学習ができる

と考えてやるといいです。

メリット

  • 無料
  • アプリの動作も容量も軽い

「無料なんだから文句言うな」と開発者から叱られそうです。ごもっとも、所詮無料なのですから、嫌なら使わなければいいだけです。問題をやりながら思ったのは、

  • 問題を作った人は日本語教師なのか
  • 問題を作った人はJLPTの過去問なり対策本なりをやったことがあるのか

ということでした。

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会社名の価値

結局、本を買うことを勧めました。凡人社スリーエーネットワークアークアカデミーアルク、有名どころのものです。

名前に価値を出せるだけの実績と信頼を作ることは大変なことです。ユーザーとしても安心できます。積み上げてきた価値を潰さないために各社問題を精査し、「問題に違和感がある」「JLPTに即した問題ではない」「レベルにそぐわない問題」を省く努力をしています。「無料で」「無名の会社」が作ったものに文句は言えませんが、誰かに紹介する時は注意が必要です

おすすめアプリ

一つだけよかったものを紹介します。私が、というより、生徒さんに好評だったものです。

KANJI Memory Hint」というアプリが国際交流基金関西国際センターから出ています。私もやってみました。「ちょっと子どもっぽすぎるかもしれないけど、他にすすめられるようなものはないからとりあえずやってみたら?」と生徒に紹介しました。
その次のレッスンで「アプリはどうでしたか」と聞くと「すごいですよ。とてもいいです」と感動していました。

以下、国際交流基金関西国際センターよりアプリの説明です。

連想イラストとゲームで漢字を楽しく学べるアプリ「KANJI Memory Hint1」(英語版)をリリースしました!漢字は多数あり全部覚えるのも、続けて学習するのも大変。連想イラストで楽しく漢字を学び、ゲームで繰り返し練習することで達成感につながってほしいという思いで、国際交流基金関西国際センターが開発しました。「KANJI Memory Hint 1」は、連想イラストで”漢字”を楽しく学び、覚えたかどうか、ゲームで確認することができるアプリです。日本語学習者で入門レベルの方におすすめです。
詳しくはこちらをご覧ください。

その私の生徒さんの注文は「一人で漢字と単語を覚えられるアプリを教えてほしい」だったのですが、これはその要望に完璧にマッチしていたようです。

他の有名な会社が出しているのもいくつかありますが、さすがに全てをダウンロードしてやってみるほど時間はありません。もし何かいいのをご存知の方は、是非、下のコメント欄に書いていただけると嬉しいです。

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