「やらなくてもいい仕事」をする
「やらなくてもいい仕事」よりも「やらなきゃならない仕事」をしている時の方が眠くなる。やらなくてもいい仕事は”仕事”とは呼ばない気もしますが、そんな事はありません。
例えば、テレビを見ていていい授業アイディアが思い浮かぶと、そのアイディアをすぐに形にしなければ、次に思い浮かぶアイディアに押しつぶされてなくなってしまうのです。その形にする作業は間違いなく仕事なのです。
使うのは今じゃない
しかし、そのアイディアを使うのは直近でも半年後だったり、1年後か5年後かはわかりません。使うかどうかすら定かではないのです。しかし、アイディアは考えようと机に向かった瞬間出なくなるので、しっかり“捕まえなければならない”のです。いつ使うかもわからないものを作り上げるのは無駄かもしれませんが、数年後アイディアが出ず困っている自分を助けてくれるかもしれないのです。
出かけ先の楽しみ
ところで、どこかに出かける前に皆さんは何に思いを馳せるでしょう?ガイドブックに載っている有名なゲロ吐きライオンとツーショット?酸素の薄い雲上の街で息も絶え絶えに撮る絶景?
私は怖くもないジェットコースターに搭乗し目薬を差しておいて泣きじゃくるフリをする自分、足のつく浅い海で溺れるフリをする自分。現地にはどんな看板があり、どんな道や家、人がいるかなどを想像し、教材として使える写真の収集のことを考えてニヤニヤします。
「やらなくてもいい仕事」は他にもたくさんあります。それらは“今は”やらなくてもいいのであって、いつかやらなければならなくなることだってあるのです。
写真は撮るだけではありません。その写真をどう加工し、どのように教材に組み込み、どの順番で提出するか、考え、手直しを加える。それを形にする(授業で使える)までが”仕事”なのです。
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