日本語教師のデジタルアナログ戦争

デジタル教材を使い始めた人ほどアナログ派をバカにするきらいがあります。

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デジタル派

「アナログ教師は紙でのろのろと授業時間を無駄にしている」

「FCとPCを手書きなんて授業準備時間どれだけかかるの(笑)」

「紙がもったいない」

『手作りの温かさ』は正直、ドライな私にはよくわからない感覚ですが、多くの人が手作りが好きというのはさんざん言われていますし、学生も「あの先生は手作りの教材(とは言いませんが)がおもしろい」と言っているのも聞きます。

アナログ派

しかし、残念ながらアナログ派にも下のような方がいます。

「デジタル派はアナログ教材使えないからね~。あいつらは機械がないと何もできない。機械に頼り過ぎなんだよ」

>>デジタル派はアナログ教材使えないからね~。
私の知り合いにデジタルで教え始めた教師は今のところいません。最初はアナログで、その後デジタルに移行したという人のみです。
もちろんこれからはアナログを使ったことがない教師というのも出てくるでしょうが(数十年後?)、そこに不都合があるとも思えません。

>>あいつらは機械がないと何もできない。
アナログ派の多くは「機械がなんか苦手」という方ばかりです。「機械便利そうだけど面倒そうだし・・・」を翻訳すると「あいつらは機械がないと何もできない」に翻訳できます。
アナログ派はアナログでしか授業ができず、デジタル派は、上記の通り、アナログもデジタルもできる方のことです。

>>機械に頼り過ぎなんだよ。
デジタル派は機械が壊れた時の対策を色々講じています。対策は人それぞれなので興味があるアナログ派は矜持を捨て、デジタル派に教えてもらうといいでしょう。

決めるのは学生

こうした方がいい、これはまずいと教育の質を上げるために意見をぶつけ合うことは大事です。
しかし、やり方を押し付けたり、そのやり方は愚かだバカだとけなしたりするのはいけません。機械がどうしてもダメだという人もいれば、手書きで絵柄を統一したい、紙で教材を管理するのは大変だという人もいます。
結局

自分がやりやすいのが一番だと思います。

さらに、折衷案というのでもいいと思います。レアリア(生教材)のインパクトはやはり強く、デジタルでは出せない強みを持ちます。レアリアを見せた後に、デジタルで不足分の説明などを加えればよりよい授業となるでしょう。

そして、忘れてはならないのが、どちらがいいか判断するのは学生だということです。
学生がどちらを好み、嫌うのかを観察し、そのリアクションで対応を決めていきましょう。

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