用法
接続
全品詞過去形(Vタ・Aかった・Naだった・Nだった+ところで┃
V:した+ところで
A:近かった+ところで
Na:きれだった+ところで
N:金持ちだった+ところで
意味・使い方
1.逆接を表す「~ても」と同じような用法である。
2.前件が成立してもしなくても、後件に変化はない
3.後件では話者の予想とは違う残念な結果や、程度の低い結果を言う
4.接続詞「ところで」とはまったくの別物
5.「夢で崖から落ちたところで起きた」という文中にある「ところで」は用法が違う
6.過去形は仮定性を表す場合によく用いられるので、全ての品詞は過去形で接続する
参考文型:「ところだ(直前・最中・直後) N4 」「ところだった N2」
例文
性格の悪い彼が金持ちだったところで、結婚は無理だろう。
性格の悪い彼がかっこよかったところで、結婚は無理だろう。
性格の悪い彼女がきれいだったところで、結婚は無理だろう。
家が近かったところでどうせ彼は遅刻する。
ゲームはよく犯罪の温床だと非難されるが、ゲームがなかったところで漫画なりアニメなりが取り上げられているだろう。
私の絵は上手いのかどうかわからない。いや、そもそも上手かったところで、業界ではきっと下の中ぐらいだろう。
返金しろとゴネたところでせいぜい数千円くらいまでだろう。
オタクからモテたところで嬉しくはないだろうけど。
それまでどれほどの付き合いがあったところで無理なのではないだろうか。
俺が告ったところでどうせ振られるんだ。
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