用法① 後悔
接続
Vジ+んだった
V:する+んだった
A:なし
Na:なし
N:なし
意味・使い方
1.話者の後悔の気持ちを表す文型。
一緒によく使う言葉
「ておくんだった」
例:こんなにすぐ売り切れるんだったら買っておくんだった。
「もっとちゃんと」
例:もっとちゃんと母に親孝行をするんだった。
「こんな」
例:こんなにポイントが付くならカードを作っておくんだった。
比較文型:「べきだった」
「べきだった」も後悔を表す。「べき」からもわかる通り、「べきだった」は「んだった」よりも話者の強い後悔を表せる。
比較文型:「ばよかった」
「ばよかった」も後悔を表す。これが最も「んだった」に近い用法で、「ばよかった」を使った多くの文で「んだった」と入れ替えが可能。
例文
こんなにすぐ売り切れるんだったら買っておくんだった。
難易度高すぎてちょっと驚いた。もっと練習するんだった。
もっとちゃんと母に親孝行をするんだった。
風も吹き、涼しいを通り越して寒い1日。長袖のシャツを着ていても肌寒く、厚手のコートを1枚重ね着するんだったと後悔した。
ずっとビール腹で悩んでいたが、こんなにも筋トレに効果があるとは思わなかった。もっと早く筋トレしておくんだった。
こんなことになるならちゃんと勉強するんだった
こんなにポイントが付くならカードを作っておくんだった。
用法②
接続
ふつう形(Na・Nだ)+んだった┃以下接続例
V:した+んだった
A:難しい+んだった
Na:元気だ+んだった
N:雨じゃなかった+んだった
意味・使い方
1.何かを思い出した際に発する文型。
2.主に独り言のように使うが、誰かの前で言って、思い出したことを相手に知らせるために発話することもある。
例文
そうだ。あの人の物を手荒に扱うと怒るんだった……。久しぶりに怒られて思い出したよ。
今日は1日ゆっくりしよう。あ!でも午後から友だちと買い物するんだった!
そうか。そういえばここはこうするんだったな。忘れてたよ。
よく考えたらこっちでも上映するんだった。
コメント