用法
接続:Vフの・Aいの・Naなの・N+にひきかえ
ふつう形+にひきかえ┃以下接続例
V:する+のにひきかえ
A:難しい+のにひきかえ
Na:元気な+のにひきかえ
N:雨+にひきかえ
意味・使い方
1.「前件は~なのに、後件は~だ」と前件の事柄に対して後件と対比し、不満を述べる場合に多用。
2.事実描写の文型なので、後件に働きかけ・意志は×。
3.漢字にするとわかるが、「引き換え」は何かと何かを「交換」「対比」すること。物の場合は「~と引き換える」と助詞トを伴い、事柄の場合は「~に引き換え」と助詞ニを用いる。
一緒によく使う言葉
後件に「~ときたら」「~といったら」
例:なんで休日は一日があっという間に終わっちゃうんだろう。それにひきかえ平日の長さと言ったら。
例:原さんはあんなにいい人だ。それにひきかえ井上さんのあざとさときたら。
比較文型:「に対して N3」
「に対して N3」は前と後の事柄を中間的な立場で冷静に対比させる。ニヒキカエは個人的な不満を含んだ文型
・私の報酬が30万なの◎にひきかえ 〇に対して、あいつは100万ももらったらしい
(↑ただ、この文ではノニが最も自然だが、あくまで不満を含む文で違いを示すためこれを提示した)
(↓個人的な不満ではないため、使いにくい)
・歌舞伎町は夜は人がたくさんいるの?にひきかえ 〇に対して、昼はがらがらだ
例文
兄にひきかえ、弟はいつも遊んでばかりいる(言わなくても兄がどんな性格か分かる)。
友達がどんどん結婚していくのにひきかえ、私はまだ独身だ。
昔の明道祭りは良かった、それにひきかえ今の明道祭りときたら……。
なんで休日は一日があっという間に終わっちゃうんだろう。それにひきかえ平日の長さと言ったら。
原さんはあんなにいい人だ。それにひきかえ井上さんのあざとさときたら。
コメント