授業の雰囲気は様々な要因で決まります。その中の一つに、国籍というものがあります。
明るいベトナム人
例えば中国人や韓国人だと、日本の授業のような、学生が受身で、人の反応を気にし、間違いを恐れがちです。
一方、正反対な反応を示すのがベトナム人。よく非漢字圏とひとくくりにされますが、中でも彼らの底抜けの明るさには何度も助けられました。
間違いを恐れず、どんどん発言し、間違ったら「あはは」と笑い、ついでに言い訳もして場を盛り上げる。転んでもただでは起きない。
S:答えは2番です
T:ああ、2番ねえ・・・
S:3番!3番3番!
T:ふーむ
S:1番!111!4!
化学変化
彼らを漢字圏の学生のクラスに混ぜると、大変好ましい化学変化が起こります。おとなしい漢字圏の学生がベトナム人に影響されて、口を開くようになるのです。
休み時間でもベトナム人は積極的に、国籍問わず話しかけます。その結果、クラスの雰囲気がよくなり、活動もやりやすくなります。
初級だと少し騒がしいと感じる時もありますが、発話しないクラスよりずいぶんマシです。発話がないと何も生まれません。
打てば響くベトナム人はクラスに2人は欲しいです。
しかし、時には笑われるのがイヤだという学生、茶化されて怒る学生もいます。そんな時は教師が対応を考えてあげればいいです。
増えるベトナム人留学生
ベトナムでは2016年に小学校で日本語を英語などと並ぶ「第1外国語」として教えることを目指す方針を発表しました。これからベトナム人留学生が増えてくることは間違いありません。
私は上記のように、とても嬉しい限りなのですが、いいことばかりでもありません。お金の話で暗くなるので、それについては下の記事に書いておきます。

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