次の授業でアレを使いたいのにない、欲しい状況の絵カードがない。
探す必要なんかありません。最高の教材は教師自身です。
絵カードは作れる
「偉そうな人」の顔の写真を使いたくて、検索してもなかなかいいのがありません。検索ワードを変え、「上から目線」で検索してもありません。「見下す」もなし。
こんな経験、日本語教師なら腐るほどあると思います。
「偉そうな人」の顔の写真、無くはないんですが、アニメだったり、余計なものがごちゃごちゃと絵カードには向かないものばっかりです。
しかし、「偉そうな人」の写真なんか自分が被写体になれば一発解決です。
思いっきり偉そうに上から目線でカメラを見下し写真を撮る➔解決
聴解は作れる
聴解の問題は本屋に山ほどあります。
しかし、発音やイントネーションに焦点を当てたものや、縮約形や短縮句などは少ないです。
もちろん探せばあるはずですが、ピンポイントで「この練習だけがしたい」という場合、山ほどある参考書から探すよりも、自分でささっと録音した方がいいですし、学生ウケも抜群です。
自分の声を録音する方法は様々あります。パソコンやケータイなら最初からアプリが入っていますし、最近のは音質も十分きれいなので、録音機材を買うまでもありません。
録音したらCDに焼くなり、mp3でそのままスピーカー再生するなりすれば聴解練習の完成です。
一人の場合、自分で声色を変え男女を表現することもできますし、恥ずかしい、難しいという方は家族や友人、同僚など知り合いに頼めばいいでしょう。
読解は作れる
読解も作れます。これに関しては
オリジナルを作りたがる新人日本語教師
という記事にまとめてあります。
もう何でも作れる
身一つでもう何でも作れます。ここに挙げたのは一例にすぎません。「あれがないなあ」「これが見つからない」という時は”自分に頼ってみる”のもいいのではないでしょうか。
S:え、これ先生?
T:そうだよ
S:すごーい(笑)
とつまらない読解や聴解がとたんにおもしろくなります。
「教師自身が登場することで、学生が勉学に集中できないのでは?」という心配も最初だけです。慣れてくればそのうち普通にやり始めます。
コメント