日本語教師の実情と希望アンケート調査

日本語教師はどんな人がいるのか。給与や勤務地の希望などをアンケート調査しています。

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当サイト管理人による、日本語教師養成個人レッスンの詳細はこちら

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アンケートの目的

  1. この業界の実情と希望を調査する
  2. 後続の日本語教師に実情を伝える
  3. 他の教師がどれぐらいの条件で、どんな環境で働いているのかを知ることで、自分の現状を知る
  4. 経営者にその結果を伝える
  5. にも知ってもらう
  6. 要するに、この業界の常態化した悪い部分の改善をしたい

アンケート用紙の最後に「その不満、または要望を書ける範囲でお書きください。」という欄がありますが、こちらを特に経営者やお上に見てほしいです。
※後日公開しますので、特定の団体名や学校名、個人名を書くのはお控えください。

アンケートフォーム

5分程度で終わります。記入後に送信ボタンを押し、『前の回答を表示』を押すと、いつでも途中結果を確認することができます。

※スマホでご回答の方は一部端末において選択時に下にスクロールしてしまうという報告がありました。お手数ですが、同じ症状の方はPCかタブレット端末でご回答をお願いします。

個々の回答者のメールアドレスや名前等は収集・公開されませんし、私も他の方も知り得ませんが、全体のアンケート結果は後日公開いたします。その点をご了承の上、お時間のある方はご協力をお願いいたします。

アンケート結果

1回目のアンケートにご回答くださった方々、本当にありがとうございました。後続の教師の目安になります。
それから、日本以外で働いている日本語教師の方も、ありがとうございます。勤務地や学校選びで迷っている後続の日本語教師に大きな指針を示せたと思います。
回答総数は66人、実施期間は2018年1月2日~同年1月6日です。以下、日本語教師の常勤と非常勤、日本以外で働いている方でまとめデータを公開します。

学校は今、大変な人手不足で悩んでいます。全てを、とまではいかないでしょうが、以下の不満を意識しながら人集め、学校運営を行っていくといいでしょう。

グラフの見方は時計の文字盤で言うと、12時から時計回りではなく、3時の位置から時計回りになっています。回答総数が少ないのは常勤・非常勤で分けた質問であったり、私が途中で追加した質問です。

 

不満の内容

添削を少なくするか、手当をもっと上げてほしい

学生のリクルーティング(もっと学習態度を基準に厳選すべき)、同じ学校内でも学科が違うとしきたりが違っている

源泉徴収票 給与明細が発行されない

昇給額が少ない

1つの曜日に時間割を集中的に入れないでもらえたらありがたい。

ボランティアだと、自己負担が多くなりがち。モチベーションが下がる原因にもなる。

授業の内容より「生徒を起こしておく」ことの方が重要視されている。講師の評価もその1点に置かれている感がある。

教務主任の好みの教科書が古すぎる上に難易度も高くて学生のレベルと興味に合っていない

なぜ満足している点を書く欄はなく、不満のみを収拾しようとするのか疑

問を感じる。待遇改善をしていくための調査であれば、そもそも質問紙による量的方法は適していないと思う。

厚労省からの委託事業に参入したばかりでノウハウが確率していないのは致し方ないが、スケジュール等は早めに周知してほしい。

先生間の情報を共有しあい、風通しを良くしましょうと専任は言うが、実際は専任は全てを知っているが、非常勤には知らせなくてもいいというような状況で、知らされなくて、学生からの質問に答えられない場面も多々あり、学生から非常勤だからと見下されることがある

受け入れ態勢の充実(学生の母国語スタッフの勤務など)のため、学生の国籍が限られていること。学生の日本語学習への意欲や異文化に積極的に関わろうとする気持ちがあまり育たないと思っている。-非常勤も昇給制度、賞与がほしい。

学内研修の場がない。クラスごとで話し合う時間が設けられていない。非常勤の意見は基本スルーされる。こま給が上がらない。

就学目的で学ぶ気のない留学生にウンザリしています。

日本語教師養成講座を受けたことがない講師を採用していること。

主任の能力が低く、講師を取りまとめる力も、そもそも学生に対する指導力がない。

単純な経験年数に応じての時給換算で、経験年数だけ長くつまらない授業をしている人間の方がお金をもらっていること。また、どんなに長くその学校でたくさん授業を担当しても雇用保険すら入れてもらえないこと。給料と生活の不安が大きすぎる。

学長が現場の状況を理解しようとしない。金儲け主義で、学生のことを考えていない。

給料が安い、雇用契約書がない、社則がすぐ閲覧できない、風通し悪い

給与が安い

基本給安すぎ。ボーナスない。

常勤として誘われたのに、性格と体系が気に入らないわ~と上司のツルの一声で来期から非常勤へ格下げ宣言されました。なかなか日本語教師はクセがあると実感した私です。この世界へ入って3年。45歳独身女性の感想です。

もっと成長したい。新しいことにチャレンジしたい。

1フロアに女子トイレが1つ、個室2つしかないので、いつも学生が列をなしていて、トイレに行けない。wifiが不安定すぎる。入って半年だがまだ新人研修をしてもらえてない。何でも紙ベースすぎる。大規模学校なのに、システム化されていない。

学校や専任に報告させるが、講師間で有効な共有が図られない。方針、ルール等について質問しても回答されず、問題が起きた時に非難される。

海外だと、常勤でも 月収は 16-18万円以下のことが多々あります。

クラス担任業務の範囲が広すぎる。在留資格更新から出席、アルバイト管理、生活管理。人クラス30人以上を学校以外の生活を含めて面倒見るなんて不可能。空きコマに授業準備をしたくても、追いつきません。帰宅時間も遅いので、家

現状と異なる提案をしても、すべてが経営者の承認を取らなければならないため、企画や提案が億劫になってしまうところです。臨機応変に進めたいのに。

給与

学校の能力以上に学生数を増やそうとするあまり、システムがうまく構築できていないこと。

添削、採点が多い

午前と午後の休憩時間が30分しかないため、引き継ぎなどしていると昼食の時間がとれない。

給料が安い、新人の研修をまともに行わない、教務主任が無能

テストの採点の手当がない 

教員の評価制度や研修制度が整っていないため、正当な評価がされない、業務が偏るなどの問題が生じがちである。 

授業時間がギリギリ過ぎてゆっくり教えられない。復習をする時間がない。 

授業以外の拘束時間(採点・宿題チェック等)に対する対価がない為、コマ給のみでの拘束時間給は県の最低賃金を下回る。 

各教室に視聴覚機器がないのが不便です。

スマホ、寝る等、授業態度が悪い学生が多く、またそれを黙認する教師もいること。学生への規則として明確化、教師にも一貫性が必要だと思う。

次の授業の間に休憩がない

専任の先生の方針が不明確なところがあり、非常勤として戸惑うことが多い。

やはり一番は給与。今の学校は、この業界では比較的待遇が良い方だと思う。それでも、週5で授業に入っても都内で一人暮らしはできない。休日も、実際の授業の時間と同じくらいの時間をかけて準備しているので、実質コマ給は半額ではないだろうかとよく思う。せめて、コマ給とは別に、一日2000円くらいの事務給がほしい。毎日少なくとも2時間は添削で残っているので。

急なスケジュール変更の多さや非常勤講師への伝達事項がちゃんとできていないこと

授業以外の作業が多い

他大学に比べると給与が低いと聞いている。ただ、自分としては他の大学で働いたことがないので、実際どうなのかは分からない。

教員数が足りない。

時間外労働が多く給与が低い

 
下の 『前の回答を表示』を押すと、アンケート結果の内容が見られます。
 

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