用法① ~するたびに
接続:Vジ・N+につけ/につけて(は)/につけても
1.前件の時は常に後件だ
2.文末は心情を表す表現が来やすい
一緒によく使う言葉
「見る・聞く・考える」や「何か・何事」などの言葉と共に慣用的に
比較文型:「たびに N3」
日常的に多く使われているのはタビニ
・子どもの笑顔を見るたびに、私は元気が出る
例文
私は彼女と話すにつけ、時間を忘れてしまう。
彼は仕事を始めるにつけ、すぐに同僚とケンカして辞めてしまう。
このレストランに行くにつけ、彼女の笑顔に元気をもらう。
彼女は新しい学校に行くにつけ、多くの新しい友達を作る。
彼は新しい趣味を始めるにつけ、すぐに飽きてやめてしまう。
彼は何かにつけて文句を言う。
用法② ~ても~ても
接続:Vジ・Aい+につけ+Vジ・Aい+につけ
1.対立する言葉をXとYに置き、どちらの時も後件だ、という
2.「~につけ」を「~ても」で置き換える事で理解を助けることもできる
3.「Xの状態になっても、Yの状態になっても」という意味で使うので、文脈によっては×
×大人~子ども~ここには入れない
(↑大人になったり子どもになったりする事はない)
4.NやNaとの接続はないとする参考書が多いが、そうとも限らない
・晴れ~雨~、大会は開かれる
(↑しかし、すこぶる落ち着かない文となる。これはもう理由はなく、単に「ニツケと共に使われる事が少ないので違和感がある」だけである。授業ではVジ・Aいのみとの接続と言った方が無難かもしれない)
比較文型:「~にしろ~にしろ N2」
ニシロはNとの接続可。Vナイも可。後件に禁止が来やすい(ニツケは禁止も否定も×)
味がいい〇につけ 〇にしろ、悪い〇につけ 〇にしろ、作ってくれるという事はありがたい
大人×につけ 〇にしろ、子ども×につけ 〇にしろ、ここには入れない
例文
エアコンはあるが、暑い~寒い~、貧乏なので絶対につけない
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