用法
接続
ふつう形+┃以下接続例
V:する+(か)と思いきや
A:難しい+(か)と思いきや
Na:元気+かと思いきや
N:雨+かと思いきや
Na:元気だ+と思いきや
N:雨だ+と思いきや
Na:元気+と思いきや
N:雨+と思いきや
意味・使い方
1.~だと思ったが、違った
2.後件は話者の想像とは違う、意外な展開が来る
3.主観的
4.かたい文、客観的に書かれた新聞や論文などには使われない
参考文型:「(か)と思うと/(か)と思ったら N2」
1.前件が起こってからすぐに後件が起こる事を言う。前件だと思っていた「のに」という主観的な文が多くなるため、前件と後件では反対の事柄がくる
参考文型:「だろうと思う N4」
1.推量を述べる
例文
宝くじが当たったと思いきや数字が1つ違った。
40度もあると言っていたので休むと思いきや、彼女は体を引きずりながら出勤してきた。
女の人だと思いきや髪が長い男の人だった。
電車に間に合ったと思いきや、目の前でドアが閉まった。
息子は静かに勉強しているかと思いきや、寝ているだけだった。
日本にいればすぐに上達するかと思いきや、ならなかった。
父親は厳しいから娘の結婚には反対すると思いきや、賛成した。
彼女は家族に会いたいとずっと言っていたから、帰国したらすぐに家族に会うと思いきや、彼氏に会いに行った。
いよいよ本格化したと思いきや、屈腱炎で引退してしまった。
楽勝と思いきや、実は過去最強の敵。
これで和解と思いきや、先方が急に態度を変えてきた。
彼が悪の親玉だと思いきや、ずっと彼の腰巾着が実は黒幕だったのだ。
どれだけ落ち込んでいるかと思いきや、彼女は落ち込むどころか、むしろいつにも増して元気だった。
新種発見かと思いきや、ちょっと珍しい程度の虫だった。
世界選手権がかかる日本選手権となれば大熱狂かと思いきや、まったく盛り上がらず大会は終了した。
先生は生徒に説教をするのかと思いきや、思い切り抱きしめて褒めた。
男性にアイスをぶつけてしまった息子が「怒られる!」と思いきや、男性は息子に謝罪した。
彼に怒られるかと思いきや、なんと逆に喜ばれる意外な結末になった。
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