JLPT文法解説:を契機に N3

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用法

接続

名詞だけに接続┃以下接続例
   V:なし
   A:なし
 Na:なし
   N:事件+を契機に

意味・使い方

X:文型の直前にある言葉 Y:文型の直後にある言葉

1.Xになった、Xという事柄が生じた/起きたので、後件になった、と述べる表現です。

2.名詞と接続しますが、動詞と接続させたい場合は「Vのをきっかけに」という形にすれば接続できます。
 ・退職を契機に、店を開いた。
 ・会社を辞めたのを契機に、店を開いた。

比較文型:「をきっかけに N3」

契機に:

①話者が大きな出来事だと思う事

②硬い表現

③出来事や行為を表すNに繋がる

をきっかけに N3

①出来事は大きくても小さくても構わない

②やわらかい表現

例文

2020年の東京オリンピックを契機に通訳案内士の需要が高まった。

日本はこのことを契機に経済発展を遂げたと言われる。

社長が代わった事を契機に会社は大きく変わった。

脱サラを契機に、起業した。

当時、A国がB国の誘いを断ったことを契機に第三次世界大戦が始まりかけた。

5年前のリストラを契機に、私は自分の会社を作って、成功した。

その戦争は大統領の暗殺を契機に始まった。

この鉱山は世界遺産に登録された事を契機に、観光客が倍増した。

これを契機に心身を入れ替え、覇気ある稽古をしていきたいです 。

今回の全国女子駅伝を契機に、今一度制度の見直しを図った方がいいのではないか。

たった一つの小さな失敗を契機に、これまで積み重ねた無数の小さな成功を忘れてしまうことがある。

CG児ポ判決を契機に、児ポ法について語る話を見かける。

電通の過労自殺を契機に、広告業界が働き方を変える事に取り組んだ。

岩手県で開催した「移住体験ツアー」を契機に、神奈川県から2名の女性が二戸市に移住した。

ダイエットを契機に食生活を見直そう。

A社が潰れたことを契機に、全世界的に不景気が始まった。

転勤を契機に副業を始め、今では副業が本業になるまでになった。

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