JLPT文法解説:つつある N2

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用法

接続:Vマス+つつある

1.変化の進行、兆候が見られる

2.変化が起こって、それが完成(終了)する方向に向かっている ※進行中を強調

3.可能動詞や継続動詞は×

4.文語だが、会話で進行中を強調したい時などは使われる

5.狭い時間幅で現在進行中の事を述べ、将来的にその状態が続く/終わる/変わる事を言う
 ×来月になったら、桜が咲き~

6.文語である事もそうだが、ツツと連続して発音するのは口に負担が大きく、口頭で使われない原因の一つとなっている

7.変わっている最中なのか、すでに変わってしまったのかは動詞の種類によるので注意

 

一緒によく使う言葉

完成する・変わる

 

比較文型:「つつ(も) N2」

つつ(も) N2

「つつ(も) N2」は逆接で、形は似ているが、用法はまったくの別物
 ・悪いと知り〇つつも ×つつある、やってしまった

 

例文

まだ2月なのに、もう桜が咲きつつある

×3月になったら、桜が咲きつつあると思う(×未来の事。 飽くまで現在進行中の事)

日本のアニメなどの文化が世界中に広がりつつある

一回しか彼に会ったことがないので、もう彼の名前を忘れつつある

1週間ずっと助詞の勉強をしたので、助詞の違いがわかりつつある

最初は全然やる気がなかった彼が、最近やる気を出しつつある

新しい駅ができつつあるので、この町の人もだんだん増えてきた

お見合いは消えつつあるが、その代わりに、最近は合コンが増えつつある

政治家が悪いことばかりするので、国民の政治への不満が高まりつつある

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