JLPT文法解説:次第 N2

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用法① ~てから、すぐ~ N2

接続:Vマス・N+次第

1.前件になったらすぐ後件をする

2.報告や連絡でよく使われる

3.「てからすぐ」という意味だが、後件はほとんど働きかけの文が来る
 ・この人気のパンは発売 ?次第 〇したとたんに、 すぐ売り切れた

4.3グループ動詞と接続する場合「〜し+次第」と「し」が連続し言いにくいため「3gVのN部分+次第」で使われる事が多い。

例文

予定が決まり次第、すぐ知らせてください。

資料の準備ができ次第、お送りします。

連絡があり次第、出発しましょう。

終わり次第お伝えしますのでしばらくお待ちください。

お預かりしたものは直り次第メールいたします。

用法② によって N3

接続:N+次第だ/で

1.Xのいかんによって状況が変わることを表す

2.①と③は硬いが、②は会話などでもよく使われる

一緒によく使う言葉

「次第で」の場合はXで状況が変わるので、後件に「かどうか」を多用
「次第だ」の場合はYで状況が変わるので、前件に「かどうか」を多用

例文

努力次第で合格できるかどうかが決まる。

予算次第で旅行の行き先が変わるから、まずは予算を決めよう。

成功するかどうかは皆の働き次第です。

達成できるかはあなた次第です。

達成できるかはあなたの頑張り次第です。

子どもは友達次第で善にも悪にもなるから気をつけて。

降雪量次第ではスキー場を閉鎖しなければならない。

やる気次第では東大にだって合格できるはずだ。できないのは君のやる気が合格した人よりなかったということだ。

大会で優勝できるかはあなたの練習量次第だ。

用法③ ~わけだ N3

接続:Vフ・Aい・Na(である)・N(である)+次第です

1.Xという結果になった経緯、なぜXになったかを説明する言い方

2.使い方が難しいので、QAのQを「なぜ~か」で始めて教授

3.文型の形は「~だ」なのだが、上司やソトの人に言う場合が多いので、「~です」を基本形に教授

4.文中で使う場合は「次第で」となるが、②と被り面倒なので、伏せる

例文

A:どうして連絡しなかったんですか。
B:事故にあって、今病院から電話している次第です。

先日の不手際を謝罪させていただきたく、ご連絡差し上げた次第です。

 

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