参考書を貪り、学生に背を向ける教師

昔、学生の質問が怖くて悩んでいた先生がいた。

その先生は先輩先生にどうしたらいいですか、と相談した。そうしたら先輩は

「学生に質問させたらダメだ」

と教えてくれてからというもの授業準備の時間が増えたし、そもそも学生の質問を予測できるまでに数年かかる事に気づいたのは相談してから数年後。

確かに先輩の言ってる事は間違っていない。そもそも質問できない学生の方が圧倒的に多いんだから、「質問しなくてもいい授業」を目指すべき、なんだけど「これを教えるとこの質問が来る」という予測はなかなか難しい。

結局その悩んでいた先生はどうしたかと言うと、参考書を手当たり次第に買いあさった。

そのおかげで(せいで)本棚が全段たわんだ。参考書を読みまくって悲しい事に気が付いた。

私は何も考えてない

本に書いてある説明を垂れ流し、例文をそのまま拝借し、学生に背を向ける。それはただの文字の音声化でしかない。

これが教師と言えるのだろうか。信頼されるだろうか。

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