「本当に好き・本当は好き」違い

私は本当に彼が好きだ(ただ好きだという事を強調しているだけ)
私は本当は彼が好きだ(普段彼が好きな事を隠している)

△彼は本当に真面目だが、不真面目なふりをしている。
〇彼は本当は真面目だが、不真面目なふりをしている。

〇本当に嫌いだったが、作ってくれた人に悪いので我慢して食べた。
〇本当は嫌いだったが、作ってくれた人に悪いので我慢して食べた。

?本当に知っているのに、彼は犯人をかばうために黙っていた。
〇本当は知っているのに、彼は犯人をかばうために黙っていた。

〇最近言葉の乱れが本当に多い。
×最近言葉の乱れが本当は多い。

学生に説明するときはまず「本当に~」から説明した方がわかりやすいかもしれない。「本当に~」の後の文を強調しているだけ。
「本当は~」には話者の「表面上はそうなのだが、真実は~なのだ」という感情が出る。従って、「本当は~だが、実は/実際は~だ。」という形で使われることが多い。

一文字しか違わず、小さい違いのように思えるが、ニュアンスの違いが大きいため、気をつけないと誤解を招く。使っていかないとつかめない部分があるので、学生に「結局何が違うの?」と言われたら、「本当は~だが、実は/実際は~だ。」の形を教えればいいだろう。

直説法にこだわらない学校なら、reallyとactuallyを使って学生の理解を促そう。

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