この文型の意味、概念を説明するのはかなり難しいです。Xが何かによって意味が異なります。まずは意味の違いをしっかり把握しましょう。
用法①
接続
名詞だけに接続┃以下接続例
V:なし
A:なし
Na:なし
N:先生の+もとで/もとに
意味・使い方
1.Xが人なら「Xの指示で後件だ」「~の影響下で、~の影響を受けながら」という意味になります。
よく一緒に使われる言葉・文型・表現
「指導者(先生・監督)」
例:田中先生のもとでピアノを学び、ピアノの素晴らしさに気づいた。
例文
リーダーのもとでそのグループは成功した。
私は今田中先生という人のもとで日本語を学んでいる。
先生のご指導のもとで、勉学に励んだ結果、大学に入れた。
今私は父のもとで花道を習っている。
田中先生のもとでピアノを学び、ピアノの素晴らしさに気づいた。
山田監督のもとでチームは優勝した。
部長、45年間ありがとうございました。あなたのもとで学べたことはこれから大きな財産となります。
その動物は数が少ないので、法のもとに守られている。
その新しい大統領のもとで、人々は協力して戦った。
警察の指導のもとで、強盗対応訓練が行われた。
用法②
接続
名詞だけに接続┃以下接続例
V:なし
A:なし
Na:なし
N:平和+のもとで/のもとに
意味・使い方
1. Xが愛や自由などの抽象的なものなら「~のために」「Xという名分で後件する/だ」という意味になります。
2.「~の名のもとに」という慣用表現があります。「の名」が入っていますが、意味は「~のために」と同じ意味です。
よく一緒に使われる言葉・文型・表現
「愛/自由/人類/科学/平和」
例:平和のもとに活動を続けている。
例文
その組織は世界平和のもとに日夜活動を続けている。
植民地の人々は独立と自由の名のもとに戦った。
王の名のもとに、お前を処刑する。
スパイダーマンは称賛やお礼は求めずただひたすら正義の名のもとに日々戦い続けている。
その団体は女性の社会的地位の向上の名のもとに活動している。
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