3課教案 ここは場所です Nはあそこです Nは値段です

教師用メモ

1.これまで「こ/そ/あれ」で物を指す事を学んだが、3課では「「こ/そ/あそこ」で場所を指すという事を学ぶ

2.機械練習は記入していないが、適時入れる

3.平叙文→否定文→質問→質問の答え、の流れで教授

4.この課ではお金を扱うが、100万円までは出ていない。3課で出ている最高金額はp27の178000円。余裕があれば100万円まで教えてもいいが、1000万円は音がイッセンとまた特殊なので、避けたほうがいいかもしれない

5.階:ちかにかい・ちかいっかい・いっかい・にかい・さんがい・よんかい・ごかい・ろっかい・ななかい・はちかい・きゅうかい・じゅっかい・なんがい

教案

ここはPです

1.「これ/それ/あれ」が物を指すのに対し、「ここ/そこ/あそこ」は場所を指す指示詞である

2.こ/そ/あ の違いはL2でやっているが、それは「これ/それ/あれ」であり、「ここ/そこ/あそこ」ではないので、下クラスなら改めてやってもいい↓
「ここ=話し手がいるP」「そこ=聞き手がいるP、話し手と聞き手から少し離れたP」「あそこ=両方から離れたP」


導入・練習

★世界地図★学校などの見取り図★学生の国だけを印刷した地図

◆①話し手と聞き手が実際にその場所にいる使い方 ②写真や見取り図、地図を見て話し手が「ここは場所です」という使い方の、2つの使い方を学ぶ

◆見取り図を見ながら「ここはPです」を言う
地図でもやりたいところだが、会社や大学を見てそれだとわかるのは至難。よって、見取り図での教室や受付での練習が限界

◆実際に指して言わせる
1.今いる場所を指して→S:ここは教室です
2.ドアを開けて(トイレが近ければ)→S:そこはトイレです
3.窓を開けて→S:あそこは銀行です

◆「ここはPです」を「そこ/あそこはPです」で展開練習

Pはこ/そ/あそこです
Q:Pはどこですか

1.物、場所、人などがどこにあるかを表す
2.こ/そ/あ/どちら がここで新出。~チラを使うとより丁寧になるが、その違いを示せるほどの語彙はないので、Gで頑張って示す


導入・練習

T:ここは教室です。トイレはそこです。銀行は?
S:銀行はあそこです
◆前で使った文をそのまま『<場所>はここです』の形で言う
ここは教室です=教室はここです

◆質問の形

◆場所を探している設定。トイレを我慢しているGだけで、今何しているのかを表現
T:トイレ、トイレ!トイレはどこですか
S:トイレはあそこです
◆ほか、教室/食堂/事務所/会議室/受付/トイレ/ロビー/エレベーター/エスカレーター

物はPです
人はPです
Q:~はどこですか

尋ねる対象は3つ。物(パソコン)、人(テレサちゃん)、場所(ワイン売り場)
1.質問に対する答えの文だが、まずは単純に平叙文として入れ、その後質問→この形を入れる
★場所PC★人物PC★学生の国だけを印刷した地図


導入・練習

T:~先生はどこですか
S:事務所!あそこ!
T:~先生は事務所です

T:私の家は池袋です。S1さんの家はどこですか
S1:私の家は新宿です

T:S2さんはどこですか
S3:S2さんはそこです

◆場所PCをWBにたくさん貼り付け、その下に人物PCを貼り、SSでQA

◆QA。尋ねる対象は物(パソコン)、人(テレサちゃん)、場所(ワイン売り場)
Q電話はどこですか A2階です


Aすみません。トイレはどこですか Bあそこです Aどうも

多国籍クラス◆活動。Sに自国の場所を紹介してもらう。学生の国だけを印刷した地図を使う
1.S1を前に呼ぶ
2.地図を持たせ、有名な場所、主要な都市だけを発表させる
S1:ここは中国です。ここは北京です。ここは上海です
3.次に他のSに質問させる
S2:上海はどこですか
S1:上海はここです

単国籍クラス◆活動。カード探し。カードを最も多く取った者の勝利
T:ワインはどこですか
S:ワインは海です
たばこは本屋・コーヒーは喫茶店・電話は公園・飛行機は空港・ワインは海・パソコンは神社・ビールはパン屋・消しゴムは映画館・自転車はマクドナルド・カギは病院・寿司はトイレ・はさみは家・先生は教室・傘は駅・ポストは郵便局・スプーンはレストラン

Nはこ/そ/あちらです
Q:~はどちらですか

前の文型の丁寧な形。前の文型と違うのは後ろの<場所>がこ/そ/あちらになった箇所のみ。「丁寧」の概念はGで示す


導入・練習

◆全てGで、丁寧な態度でこ/そ/あちらを言う。※尊敬については触れない
T:~さん、階段はどこですか
T:2階段はあそこです(ぶっきらぼうに)
T:2階段はあちらです(丁寧に)

◆Sに階段はどこですかを言わせる
S階段はどこですか

◆他のこ/そ/あの丁寧な形も教える

◆SS、STでこ/そ/あの形の変化が正しくできるか会話する
今度は「こ/そ/あちら」に変えて練習
Aすみません。トイレはどちらですか Bあちらです Aどうも

A会社はどちらですか Bパワー電気です A何の会社ですか Bコンピューターの会社です

国は国名です
会社は会社名です
大学は大学名です
Q:~はとちらですか


これは国名の物です
Q:~はどこの物ですか


導入・練習

◆PW。隣の人の持ち物を「それはどこの~ですか」で聞く。
実施のタイミングはA-6以降なら値段も聞ける

このNは~円です
Q:~はいくらですか

導入の前にFC値段で口慣らし
値段のパターンはできる学生なら千円台でもいいが、下クラスなら百円台だけにし、数を少なくする


導入・練習

物を見せながら疑問形を入れる

Aこれはどこのカメラですか B日本のです Aいくらですか B23600円です

授業記録

1.値段の数え方
A-6の練習前はよーく口慣らししないとスムーズに進まない。
1円~10万円まで一つずつ教えるわけにはいかないので、
①まずは1~10円を教え、
②つぎに10・20…90・100と十ずつ増やして教える。この時、
板書
じゅう いち
10  1

じゅういち
11
という風に10の読み、1の読みを確認し、足してジュウイチと読むと理解しやすい。
③最後に100・200…900・1000と百ずつ増やして教える。板書は同じようにする。その後日常よく使う値段(120、398、1500円など)を中心に教え、徐々に広げていく。
※注意する値段
300円→×さんひゃく/ぴゃく
600円→×ろくひゃく/ろびゃく
×800円→はちひゃく/はびゃく
(↑100、200…900まで板書し、上の3つだけを左側、他を右側に分けて書くなどして工夫する)
×1000円→いち  せんえん・せえん
○2000円→に   せんえん
○5000円→ご   せんえん
○10000円→いち まんえん
(↑二千円や一万円につられ、イチセンエンとなりがち。他にも撥音抜けのセエンとなることに注意)
<鉄板ネタ>
導入では自分の時計やネクタイを指し、とんでもない値段を書くと盛り上がる
T:これは何ですか
S:時計です
T:そうです、これは時計ですね。この時計は・・・えーと・・・980000000円です

2.
先まで学習している学生が時々「トイレはどこですか」というQに対し「トイレは3階にあります(L10)」という答えを言ってくる。プリントなら個人的に訂正できるが、口頭で言ってくると面倒なので、そういう言い方もあるが授業中はやめてもらうよう指導。他の学生が混乱し、「え、~にあります?何その答え方。超クールじゃん」とざわつく。

当サイト、管理人による日本語教師養成プライベートレッスンを行っています(skype可)。サイトには載せていないアイディアや教材、文型の違いをお教えしています。詳細はこちら

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA