JLPT文法解説:ほど N3~4

用法① 程度・比況 N3

接続:Vジ/ナイ・Aい・Naな・N+ほど(だ/の)

1.前件の程度ぐらい後件だ

2.重要なのは、【前件の程度に達した】場合と、【達していない】場合があるという事
 ・死ぬほど疲れた(実際には死んでいない)
 ・涙が出るほど泣いた(実際に出た)

3.前と後ろで同じ事を言う場合に限り、後ろを省略することができる。
 ・今日は寒いが、きのうほど(寒く)はない ※これは②の用法ではない!

例文

蚊ほどのとても小さい虫がいた

泣くほど忙しいので、辞めた

用法② Xが一番だ N4

接続:N+ほど~(は)ない

1.Xが一番である事を言う文型

2.Yを比較対象として出す事でXを比較し、Xの程度を際立たせる使い方もある
 ・今日は寒いが、きのうほど寒くはない

例文

この町の夜景ほどきれいな景色はない

用法③ 相関関係 N3

接続:Vフ・Aい・Naな・N+ほど

1.既習の「V条件+ば、Vジ・Aい・Naな+ほど ・Na+なら~なほど~」の前部分を省略した形
 ・家賃は安いほどいい

2.前件変化=後件変化。変化する形容詞などと一緒に使う

例文

日本語は勉強するほど難しくなる

質問したが、説明を聞くほどわからなくなった

用法④ だいたい

接続:N+ほど

例文

30分ほどで学校へ行ける

軽視を表す文型

なんか②・などN3」 「くらいN3」 「にすぎないN2」 「ごとき①N1

口語的

くらい・なんか > など > にすぎない > ごとき

文中での軽視用法

使えるかどうかは、後述するが文脈やXの言葉による

子ども〇なんかに 〇などに ×くらい ×にすぎない 〇ごときに 負けるはずがない
A:もっと子どもの事考えて B:子ども〇なんか 〇など ×くらい ×にすぎない 〇ごとき 知るか

文尾での軽視用法

彼は頭はいいが、所詮子ども×なんかだ ×などだ ×くらいだ 〇にすぎない ×ごときだ

動詞との接続

動詞に接続するのは「くらい・にすぎない」のみ。
それをする×なんか ×など 〇くらい ×にすぎない ×ごときに 誰だってできる
当たり前の事をした×なんかだ ×などだ ×くらいだ 〇にすぎない ×ごときだ

形容詞との接続

い形とも接続するとある参考書もあるが、色々ない形で文を作ろうとして、できなかった。ある行為(動詞)や事物(名詞)に対しての評価、感想を述べるので、状態を述べるい形とは相性が悪いのだ。
な形は〇。これは名詞とな形の性質類似による
 ・彼は元気そうにしているが、ただのから元気にすぎない
 ・彼は日本国内でのみ有名にすぎない

Xが指示詞だと本来文中では〇の「なんか・など」も使いにくく、または使えなくなる

そんな事?なんか ?など 〇くらい ×にすぎない ×ごとき 自分でやりなよ
それ?なんか ×など 〇くらい ×にすぎない ×ごとき 自分でやりなよ

他用法での比較

謙遜
私〇なんか 〇など ×くらい ×にすぎない 〇ごときが こんな物をいただいてもよろしいのでしょうか
例示
こちら〇なんか 〇など ×くらい ×にすぎない ×ごときが いかがですか
ような
山×なんか ×など ×くらい ×にすぎない 〇のごとく 仕事がある

ここにいるのは10人×なんかだ ×などだ 〇くらいだ ×にすぎない ×のごとき
状態の程度
足の痛みはもう我慢できない×なんかだ ×などだ 〇くらいだ ×にすぎない ×のごとき

それぞれの詳しい解説と例文

なんか②・などN3

くらいN3

にすぎないN2

ごとき①N1

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