FC(フラッシュカード)の作り方と使い方

FC(フラッシュカード)
とは、活用の練習を行うための文字が書かれたカードの事です。日本語は活用が面倒なので、これが大変重要な練習となるのです。FCは手書きでも印刷でもいいのですが、私は面倒ですし、編集が楽な印刷で済ませています。

作り方

教科書体で

フォントは明朝体やゴシック体など、様々ありますが、留学生が学ぶ場で用いるべきは、特に初級は教科書体です。

極力漢字で表記しない

漢字を避ける理由は、FCはあくまで活用の練習のためのものであり(フラッシュ=素早く)、漢字の勉強ではないからです。FCを漢字だけで表記すると、

 FCを見る→漢字を読み解く→変換→発声

となってしまいます。活用の練習どころではなくなってしまいます。余計な段階を省くためにも漢字は極力省き、ルビはつけなければなりません。

簡単なものは漢字でいいです。同音異義も漢字で表記し、ルビを振ります。これは全課通して必須です。漢字にルビを必ず振るようにしてください。

助詞を小さく入れておく

これは必須ではありません。お好みで。書くなら読めるか読めないかぐらいの大きさで。大きく書くと場所をとるし、学生が活用の練習に集中できないから。絶妙な大きさを探してください。

左上のメモ

上の「風がふきます」の左上にはこう書かれています「条件形32 自他同形 風が ロウソクを テキストでは自。メモする事項、3つを以下で解説します。

  • 条件形何形で使うか書く

FCは数が多くなります。混ざります。家で整理する際にこのように「~形」と書いておけば簡単に整理できます

  • 32:その単語が何課の新出語か

「吹きます」は32課で新出。これはなくてもいいです。

  • 自他同形 風が ロウソクを テキストでは自:練習上の注意

教師用のメモ。教える際に注意するもの。

動詞のグループを分ける

FCの練習は、グループで分けて3g、2g、1gの順で練習し、その後グループごちゃまぜで練習するといいです。しかし、そうすると、午前午後続けて授業をする時は整理や戻すのが大変です。そこで、色で分けるという方法があります。左上の文字を、1gは黒、2gは赤、3gは緑、といった具合です。

何も考えずに動詞を活用させない

例えば、「込む」という語は条件形よりも「~たら」の形の方がよく使われます。「道が ?込めば 〇込んだら、遅れます」。だから条件形のFCに「込む」という語は入れないようにします。

2パターン

FCの作り方のパターンは2つ、活用後の形を書くか書かないか。しかし、書くとFCが大変かさばり(書かないパターンの2倍になる)、授業中にまごまごしてしまうので、基本は書かないのですが、書く場合もあります。例えば、50課の特別な謙譲語の練習。これは数も少ないですし、何より形が丸っきり変わってしまうので、活用後の形を書いてもいいでしょう。

数字のFC

助数詞や数字の読み方のFC。文字数が少なく、枚数が多くなるので、四つ折りにして使います。そして、促音などの特殊拍は色を変えて強調。

使い方

折り曲げて使う。長い語の場合、指が文字に重ならないように注意してください。

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